ビビッと来た理由
価格コムで一番安かったAmazonに、SIGMA 30mmF2.8 EX DNを朝注文したら、もう夕方には配送されてきた。これだからAmazon、気を許すと大人買い地獄に落ちる。ヤフオクで落札し、こちらは今朝着いたPanasonic LUMIX GF1白ボディーに装着してみた。
複数マウントからNEXに絞って1年余、突然M4/3を再購入したのは、SIGMAがDNシリーズの2本のレンズを発表したのがきっかけだった。19mmF2.8と30mmF2.8。地味なスペックだが、私にはビビッと来た。
なぜか。まず、Merrillというとんでもない高性能な撮像素子のために新設計したということ。そして、2本のうちの19mmF2.8は、M4/3で使用すると焦点距離が38mm換算になる。
私は、フィルムカメラでは、CONTAX T2が一番好きだった。Carl Zeiss Sonnar38mmF2.8が作り出す絵は、いつもすてきな物語を紡いでくれた。このT2をデジタルで再現したかったのだ。
昔は、フラッグシップの大型一眼レフにあこがれ、何代(何台に非ず)も使った。でも歳をとるにしたがい、小さいのが好きになった。T2と同時に LEICA のコンパクトやRICOH GRシリーズも使った。みんな良く写った。写りでいえば、もっと安いFUJI TIARAが最高だった。KONICA やOLYMPUSにもすごいのがあった。でも、T2が一番好きだった。
CONTAX T2をデジタルカメラで再現
この38mmをデジタルで実現する最高の方法は、T2からレンズを取り外してLマウントに改造してもらい、フルサイズのLEICA M9で使えばいいのだが、お金持ちでないと無理。
次に考えたのが、ヤシ・コンのCarl Zeiss Distagon25mmF2.8をNEX-5で使う方法。ピッタリ38mmになる。これを思いついたときは、思わずガッツポーズをした。その方法は1カ月前に実現した。写りにも大満足した。ただ、レンズが大きい。コンパクトでなければT2ではない。どうしようかと思っていたときに、SIGMAの発表があった。
ボディーは、T2のイメージに近いものというので、値段も安いGF1にした。最初にOLYMPUSのE-PL3を候補にしたのだが、触ってみると小さすぎて扱いにくいので、やめた。上級機のPENシリーズは、ボディーの金属感がT2に似ていなくもないが、中古を前提にするとP2を導入することになり、動作がモタモタする印象があったので、あきらめた。結局、以前に2台購入して使った経験のあるGF1にした。
発売が待ち遠しい19mmF2.8
19mmF2.8の発売は3月16日なので、すぐに予約を入れた。それまでの楽しみとして、先に発売された30mmF2.8を入手した次第だ。