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浄瑠璃寺を Canon NewFD50mmF1.4で 

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 Canon NewFD50mmF1.4は、ブツ撮りだけに使っているわけではない。よく使うのは、中高年者のポートレート。表情が柔らかく、清潔感があって知的に撮れるので、男女を問わず撮られた人から、大変喜ばれる。
 それから、一般の風景などでも使うことがある。絞るとシャープに写るが、シャープさだけなら、最近の普及型レンズのほうが上かもしれないので、やはり、絞りを開いて、ボケをやや大きめにして、柔らかい、あるいは懐かしい雰囲気を出したいときに、使っている。
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 ここは、浄瑠璃寺である。私が一番好きなお寺である。どこがいいかというと、全部いい。お寺の中だけでなく、お寺の周りも、奈良の町からお寺に行く途中の道もいい。何から何までいい。
 今までに、何回通ったか数え切れない。いつ行ってもいい。
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 土門拳も何回も通ったようだ。私が初めて訪れたのは、10年余り前だが、彼は数十年前から、ここを知っている。私は、そういう場合、先人をうらやましく思うのだが、浄瑠璃寺は別だ。土門拳が通ったころと、今とでも、あまり変わっていないはずだから。
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 浄瑠璃寺を訪問した際、私は、多分ほとんどの人がそうだろうが、門を入ってすぐに左の小径をたどって、小高い場所に建つ三重塔に行く。そして振り返って、池越しに本堂を拝む。その後、池をぐるりと回って、本堂に行って、九体阿弥陀仏を拝観する。
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 本堂に上がっても、すぐに中には入れない。お堂の裏側の広い縁を歩いて行き、お堂の周りを半周してから中に入る。この縁を歩いていく時の気持ち。私が一番緊張し、かつ心躍るときである。「また、浄瑠璃寺に来られました」と心の中で言う。始めて訪問した時は真冬だったので、板の冷たさで足が痛くなるほどだった。縁の端に大きな壺が置いてあり、野の花が投げ込まれていた。これは仏様のためでなく、拝観者を迎えるための、情けのこもった花である。
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by withbillevans | 2012-05-12 11:38
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