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東金緑花木センターでサツキを買う SIGMA19mmF2.8 EX DN

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 東金市の植木センターに、サツキを買いに行ったら、ちょうどサツキの展示即売会をしていた。原種(?)の濃い桃色のポピュラーな花の苗にしようと考えていたのだが、実物を見たら気が変わり、もう少し華やかなのにした。
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 亡くなった父が晩年、サツキの盆栽を集めていた。私の大学の年間授業料が18万円の時代だ。一鉢10万、20万のが数鉢あった。園芸の世界では、時々、特定の花でブームが起こる。江戸時代にはツバキのブームがあった。オランダのチューリップのブームも有名だ。だいたい、経済が長期に活況を呈するとブームが起き、極端な場合はバブルになる。
 このときは、第一次石油危機の直前。高度成長が最後に輝いた時代だった。サツキ盆栽は、大ブームではなくミニブームだった。
 父の体が衰えてくると、母が盆栽の世話をするようになった。でも、結構手間が掛かる。そのうち、さらに大変になり、私たち兄弟に、持って行け、ということになった。私も2、3株もらったが、いつの間にかなくなってしまった。実家でも、鉢から地面に植え替えられ、何株か残っているだけではなかったか。もうほとんど、話題になることもない。
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 東金の即売会会場は、熱気というほどではなかったが、他の一般の花木の売り場よりはにぎわっていた。お客は、中高年がほとんど。その中に、若い人が1人いて、手に取って、品定めをしていたのが、珍しかった。
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 私は3鉢買った。盆栽にする気はなく、地植えするつもりだ。車に積んでいたら、通りかかった年配の男性が「旦那さん、いいのを買ったね。この朱色の八重の小さな花の木は菊姫。古典種だね。こっちの花弁が細いのは晃上の光、これは上品だよね。おっ、この絞りはなんだい?」。「めぐりあい、と札に書いてあります」と私。「ほー、新種だね。旦那さん、3鉢の花の色の取り合わせがいいね。旦那さん、相当な趣味人だね。センスがいいよ」。
 私は、うれしくなった。まさに、選んでいたときの、私の心理状態を、ズバッと言い当てたからだ。3400円も買ってしまって、ちょっと後悔しかけた私は、すっかりうれしくなった。
 年配の男性は、その後、植木センターの一画に並べてある植木の手入れを始めた。そこに出品している、植木農家の人だった。植木屋を、家に呼ぶと、庭に入って来たとたん、徹底的に庭をほめることを思い出した。そのほめ方は、本当にうまいんだから。消防士は、火を消す人。警察官は、泥棒を捕まえる人。庭師・植木屋は、庭をほめる人である。

 まあ、それはともかく、下の写真は、私が買った3鉢である。
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by withbillevans | 2012-05-26 14:36
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