隣家のザクロの実が、1日ごとに大きくなっている。このお宅の木は、ザクロとしてはかなりの大木で、実もたくさん成る。でも、食べることはしないようだ。
近所には、ザクロのほかに、イチジク、ビワなどの果樹がある。ビワは道路わきや空き地に自然に生えているのがあるが、他の果樹はだいたいは、庭木として植えているものだ。でも、実は、あまり食べられていないようである。私は、このザクロをいつかいただいて、食べてみたい。
私の住む市原市は、イチジクの特産地である。イチジク畑というのを、この地に越してきて初めて見た。土は砂地。木は、大人の腰の位置より低いくらいの高さに剪定されていた。車で通ると、栽培農家の大きな長屋門に、「イチジクあります」というのぼり旗が立っている。
ザクロ、イチジク、ビワなど身近な果物は、さて、どの季節に食べるのか、忘れてしまっていることが多い。その中で、イチジクだけはいつ食べるのかを明確に記憶している。
サッカーをやっていた末の息子が、小6の夏休みに、自転車事故で入院した。そのため、夏の大会に出られなくなった。救急車で連れていかれたのが、農村地帯の山の中にある病院だった。お見舞いに行く途中、「イチジクあります」の旗を見て、何回か買ったからである。専門の農家が生産したイチジクは、本当においしい。
それにしても、このレンズは、もう少し寄れるといいのだが…。