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ポーチュラカとマツバボタン

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 9月中旬だと言うのに、関東は真夏の天気が続いている。雨が、いつ降ったのか思いだせない。利根川水系では、ダムの取水制限が始まった。
 日比谷公園の園路に置かれたポットの中で、ポーチュラカが元気に咲いている。この花は、ギラギラ太陽や乾いた土をものともしないようだ。
 ここの花は夏休みの後半に、園芸業者がトラックで運んできて植えたものだ。10年くらい前に、ガーデニング熱が再開したころ、この花の名前を覚えた。子供のころ、庭にいっぱい咲いていたマツバボタンに似ている。植物学的には、両方ともスベリヒユ科の仲間である。よく似ているので、混同されることも多い。
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 マツバボタンなら、思い出がある。小学6年の夏休みの宿題に「庭のマツバボタンの花の数」調査を選んだのだ。父が植えたマツバボタンの花の数を、毎日記録するのである。私は、夏休みの宿題をきちんとやったことは、一度もなかった。最終日にやるつもりで、遊びまくり、結局やらないで新学期を迎えるパターンが続いた。それが、小学最終学年なので、今年こそキッチリやろうと決心したのであった。
 なぜ、こういう調査を思い立ったかというと、マツバボタンは〝一日花〟で、毎日、花の数が変わるから、その数を記録していけば、何か法則が見つかるかもしれないと思ったからである。
 いや、それは表向きの理由で、実は、外来の園芸植物であるマツバボタンは、当時それほどは普及しておらず、我が家はそういう花が咲いている進歩的家庭なのだと、気になっていた女の子に示したかった、という思惑もあったのである。
 さらに、もう1つ理由があった。3つ上の兄が、そのころ、プロ野球のチーム成績や、投手・野手の個人成績の新聞の切抜きをしていたのに、触発されたのである。自分も何か、数字の変化を記録しようとして、思いついたのが、庭の花の数だった。
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 さて、実際に数え始めると、最初は10か20輪くらいで簡単に済んだが、暑くなるにつれて、100、300、500と増えていく。確か900いくつまで行ったころ、私の忍耐の限界が来た。やはり、それまでの夏と同じように、宿題は完結しなかったのである。
 900を過ぎたころやめてしまったのは、数え間違えて、もう一度数えたりするのが大変になったこと、そして、こういう数字に、何の意味があるのか、疑問を感じたせいだ。
 結果はともかく、この調査は、私が大人になって就くことになる仕事の、何らかのさきがけになったような気がする。統計をとって、その裏に何があるか探ろうという仕事だ。
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 大きな楠の下にあるポットに植えられたポーチュラカは、ほとんど咲いていなかった。直射日光を受けない葉は、柔らかくて、美味しそうだ。国によっては、この葉をサラダにして食べるそうだ。
 この花には、特に心ひかれることはないが、夏の季節を感じさせてくれる花ではある。
by withbillevans | 2012-09-11 23:59
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