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前橋、富岡、高崎 建築三題噺 SIGMA19mmF2.8 EX DN

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 先週末、前橋に住む2年先輩のM氏を訪問した。この写真は、建築家であるM氏が設計した、自邸の居間。天井の一部は、障子のようになっており、昼間は自然光が入り、夜間は蛍光灯がともる。桧の丸木の柱は、「大工がサービスのつもりで、設計より太いのを持ってきた」とか。柱は太いほど良い、というような価値観を、M氏は持っていない。この部屋の丸柱は、もう少し細い方が、美しいのだそうだ。完成して20年あまり経過して、建物に味が出てきた。
 M氏とのつきあいは40年以上になり、私は、耳学問で、結構、建築に詳しくなった。一般の人に建築について語るとき、M氏の師範代はムリにしても、助手くらいであれば、勤められる。
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 今回も、富岡製糸場に行った。赤レンガの積み方には、イギリス積みとフランス積みがあり、富岡製糸場はフランス積みである。木製のドアの蝶番もフランス蝶番だが、なぜ、左右対称ではないのか。そんな話をした。
 今年10月4日で、この建物は操業開始から140年になる。そして、数年後には世界遺産に登録されることになるだろう。待ち遠しい。
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 こちらは、群馬音楽センター。まだ日本が貧しい時代に、高崎市民の浄財で建設された、クラシック音楽のためのホールである。群馬交響楽団の本拠地だ。チェコ人の設計者A.レーモンドは、「ベニヤ板1枚も無駄にしてはいけない」と設計に臨んだ。
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 良い建築は、外観が美しいだけでなく、中に入ると、なんとも言えない、心地よさを感じる。私にとっての「群馬三大名建築」を見られた、充実した週末であった。
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by withbillevans | 2012-09-19 06:00
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