撮影を主な目的にして街歩きをする際に持っていく、カメラとレンズの組み合わせが、だんだん固まってきた。原則は、小型軽量ボディー2台。単焦点レンズ2本。ズームレンズは使わない。つまり、単焦点レンズを着けっ放しにした(レンズ固定式)カメラを2台持っていく、というものである。
まず、E-PL3+SIGMA19mm。これは、スナップ用。そして、NEX-5N+各種50mmレンズ。こちらは、対象を見つめる感じで撮るときに使う。35mm判換算で、38mmと75mmになる。
換算38mmは、かつて愛したCONTAX T2にちなんだ画角。35mmでは広すぎ40mmでは狭すぎる。また75mmのほうは、昔はなじみのない画角であったが、50mm標準レンズをAPS-C判で使っているうちに、好きになってしまった。40年くらい前、ズームレンズが出始めたころ、最もポピュラーだったのが35-70mmの2倍ズームだった。当時は技術的制約から、その程度の倍率しか、実用にならなかったのだ。でも、今の自分には、それで十分である。
ところで、その50mmレンズだが、出かける日の朝の気分で決める。結果として使用頻度が高いのは、Canon NewFD50mmF1.4である。良い意味で個性的でないので、使いやすいのだ。中古相場が安いので、気楽に使えるというのも理由の1つ。今回入手したSUMMICRON R50mmも、出番が多くなるような気がする。
ちょっと使っただけだが、ピントとボケの対比がいい感じだ。小型軽量なのもいい。逆にマイナス点は、最短撮影距離が50cmと、NFDより5cm遠いことだ。明るさは、基本的に絞りを2.0にして撮るので、それほど気にしていない。ピントリングの位置が先端にあるのは気になる。ピントを合わせる際、指がその場所にサッと行かない。しかも幅が狭いので、慣れるのに時間がかかるかもしれない。
以下、LEICA SUMMICRON R 50mmF2.0を使用したカットを、試し撮り程度のものだが、何枚か載せてみる。
≪機材撮影はCanon NewFD50mmF1.4≫