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東京駅改装工事完成 新駅舎見学会に行った

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 正式には「東京駅丸の内駅舎保存・復原」と呼ぶのだそうだが、東京駅の、大規模な改装工事が終了し、昨日、見学会が開かれた。建築大好き少年である私は、万難を排して参加した。
 改装の最大のポイントは、太平洋戦争時に、米軍による空襲で屋根が焼け落ち、戦後、2階建てで再建されていたのを、建設当時の3階建てに復元(JR東日本は「復原」と書く)したことである。これにより、屋根が、頂部のないピラミッド型から本来のドーム型に戻った。
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 そして、ドームの中はこうなっている。旅客は、丸の内北口あるいは南口の改札を通って外に出ると、ドームの下に来るのだ。
 全部の新聞を確認したわけではないが、昨日の『日経』夕刊の1面には、この場所から撮った写真が載っていた。テキは、NIKONかCanonの20万円くらいする超広角レンズを使用したのだろう、広く写っている。当方は、13000円のSIGMAレンズ。善戦だ。
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 駅舎の最大の魅力は赤レンガである。建物内部のレンガはどうなっているのか。1階の案内センターが一番よく雰囲気を理解できる。だれでも入れるスペースなので、ここが見学のオススメ・スポットだ。
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 改装前から、ギャラリー(入場有料)があった。赤レンガをむき出しにした壁が、特徴だった。普段は、中での写真撮影は禁止だが、今日だけはOKだった。何十枚も撮ってしまった。
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 建物の随所に、赤レンガを露出させる工夫をしている。いいインテリアだ。空襲で焼けたときに、焦げたのかもしれない。鉄骨もかなり痛んでいるようだが…
 私は、突然、思った。「戦争反対!」
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 ホテルも、改装前からあった。廊下の壁には、東京駅ならではの、額がかかっている。
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 ホテルのスィートルームは、一泊80万円。へぇ、そうですか。別のこちらの部屋は、塔屋の最頂部に位置する。部屋は2層になっていて、階段を昇った先にあるベッドルームの丸窓から、駅の外観が見えるのが売り物。一泊25万円。ほぉ、そうですか。
 ビジネスユースの部屋もツインで5万円以上するようだ。改装前のホテルは、もっと安かった気がする。
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 こちらは駅長室。インテリアは普通だ。額の文字は「無事」。案内の男性が「はい。私たち社員は、結果的に無事であることを祈るのではなく、無事に終わらせることができるよう、普段から環境を整えることが『無事』の本当の精神だと教わっています」と、はきはきした口調で、私に言った。ぜひ、そのようにお願いします。

≪反省点≫
 見学会には、超広角レンズなど、何本かのレンズと、複数のボディーを持っていこうと思っていたが、この日であることを、すっかり忘れていた。そのため、カバンに入れていたSIGMA19mmF2.8 EX DN + OLYMPUS E-PL3のみでの撮影になってしまった。やはり、屋内での撮影は広角レンズが欠かせない。
 そして、1時間半の見学時間のうち、1時間ほどで、バッテリーに赤ランプ。この組み合わせは、1日3個くらいバッテリーを使いそうだ。

≪新たな発見≫
 東京駅前にある中央郵便局も建て替えをしていたが、保存する旧建物の外壁が顔を出した。高層ビルの裾の部分に、以前そこに建っていた建築の外壁を残す手法が、東京駅近辺には多い。
 保存される建物は、いずれもクラシックな味があったが、その中で、中央郵便局だけは、白っぽいタイル張りで、幾分安っぽく貫禄に欠けるように思っていた。ところが、今日見たら、すごく、美しかった。本当に、残してよかった。
 何年前か忘れたが、鳩山由紀夫の弟(自民党?)が、この建物の解体現場にやってきて「誰が壊していいと言ったんだ!」と、怒号を張り上げていたテレビニュースを思い出した。郵政民営化のドタバタの中の一幕である。あの弟がどんな役割を演じたのか、記憶が定かでないが、建物が、皮だけでも残って、よかった。もしかしたら、彼の功績だったのかもしれない。
by withbillevans | 2012-09-25 06:00 | 散歩
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