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ホームカミングデイと2つの建築

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 本日は、40年ほど前に卒業した母校のホームカミングデイであった。私の学部は、第2外国語の選択別に40人ほどで1つのクラスを構成して、30近くのクラスがあった。我々はフランス語。クラスの十数人とは、たまに会ったりしている。
 本日は、学校全体のホームカミングデイに合わせ、6人が集まり、学校近くの寿司屋で4時間ほど飲んだ。
 私は、母校近辺に、好きな建物が2つある。その1つが、ここに紹介するビル。勝手にガウディービルと呼んでいる。学校の正門近くにあるので、知っている人は多い。
 私は、近くに行くと、必ず、中に入って、この不思議なビルの空間を味わっている。本日は晴天だったので、一段と美しく見えた。こんなビルを設計した人、作らせたオーナーに敬意を表したい。
 冒頭の写真は、入り口から振り返って、通りを見たところである。床のうねりが素晴らしい。
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 まあ、ガウディーの真似と言えばそうなのだが、これはこれで、まことに美しい。日本的なデザインも加味されていて、よく融合している。徹底した細部へのこだわりが、気が遠くなるほど素晴らしい。
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 もう1つの好きな建物は、下の写真の建物。こちらは、有名だ。
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 午後5時に寿司屋を出て、地下鉄に乗ろうとキャンパスを歩いていたら、校歌の前奏が聞こえてきた。我々よりもっと先輩も多かったが、集まったOB、OGが、この建物の前の広場で、現役学生応援団の指揮・伴奏で歌っていた。本日、最後の行事だった。我々も一緒に歌った。
 その様子を写真に撮ったら、卒業生の頭部が写り込んでしまった。

≪追記≫
 我々の学部の校舎がすでに取り壊され、建て替えられるそうだ。キャンパス全体の調和のようなものも大切だが、新しい建物は、このガウディビルみたいな個性的なのにしてほしい。四角い機能性だけの建築はやめてくれ。
 母校の印象と言えば、この講堂、旧図書館、演劇博物館などだ。みんな変わった意匠の建築である。建築物は、実用の器であるだけでなく、記憶である。
 現在、建て替え中の校舎の工事現場を囲んだ塀に、創立以来の各時代キャンパスを描いた大きな絵が掲げてある。どの時代も、なかなかいい建物が多い。はっきり言って、現在が一番、つまらない。
 建築学科からは、今井兼次、村野藤吾、吉坂隆正のような、単純な機能主義を排した、建築史に残る個性的な大家がたくさん出ている。その流れを受け継ぐ、一流の建築家に思いっきり、腕をふるってもらいたいものだ。
 このガウディビルの設計者は、やはり母校出身の建築家、梵寿綱である。このビルも真っ青になるような、個性的な建築群がキャンパスに並ぶ様を夢みている。それが実現すれば、100年後には世界遺産になる。
 
by withbillevans | 2012-10-21 23:00
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