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Canonflex RM入手

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 オークションで落札したCanonflex RMが、本日夜、到着した。レンズもオリジナルのSUPER-CANOMATIC R 50mmF1.8が着いていたが、カビだらけだったので、外して、代わりに、持っていたCANONレンズを着けた。
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 1962年に発売というから、50年前のカメラである。機構的には、セレン露光計を含めて、すべて動くようだ。
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 購入動機は、不純である。2年ほど前、CANON FL 58mmF1.2という大口径レンズを買った。新品みたいなきれいなものだ。参考にしている『実用中古標準レンズ100本ガイド』に、最高クラスの評価がされていた。
 デジカメにFDレンズ用アダプターを介して着けて試写しようとしたが、うまく着けられなかった。FDとFLは違うようだった。また、FD用のリアキャップを着けたら、外れなくなり、CANONサービスセンターに持っていって、外してもらった。そのとき「絞りの様子がおかしいようです」と診断された。修理は、古いものなのでできない、ということだった。
 いつか試してやろうと、防湿庫の奥にしまっていた。そして、ただしまっておくのはもったいないので、当時のカメラボディーを入手し、このレンズを着けて、飾りたくなった。
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 そこで目をつけたのがCanonflex RMだった。持っていたレンズより一時代前のボディーであり、時代が合わないが、CANONの歴代一眼レフカメラでは、最もデザインが好みだから選んだ。
 特に、ペンタプリズムのカバーが低くて、ステルス攻撃機「F-117」を連想させる、ある種〝異形〟なデザインが気に入った。実際にペンタプリズムが小さいわけではない。上部カバーの背が高いので、相対的に低く見えるのだ。カバーが高いのは、露出計を組み込んだためだ。正面から見て、左側に大きな受光窓があり、メーターは右側にある。巻き上げレバーは、カバーの上だと高すぎるので、中段にスリットを入れ、指が掛かる部分だけ頭を出した。
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 ところで、今回入手したカメラのレンズSUPER-CANOMATIC R 50mmF1.8にあるSUPER-CANOMATIC というのは、CANONが苦労して考えた露光測定機構。レンズに絞りリングが2つ付いていて、片方で絞りをチャージするのだそうだ。要するに絞り込み測光。使い方をうまく説明できない。理解しても、こんな面倒な操作はしたくない。私なら、投げ出してしまう。

 Canonflex シリーズは、NIKON Fなどに対抗するために投入したCANON初の一眼レフだったが、まったく売れなかった。そうなると、モデルチェンジを頻発する。短い期間に4種類出して、RMは最終型だそうだ。
 時代は、開放測光やTTL方式一眼レフカメラが出始めようとしていたころ。こんな不便なのが売れるはずがない。今では想像できない、「CANON苦戦時代」「CANON一眼レフ暗黒時代」の記念碑的カメラだ。だから買った。
 このカメラを見ていると、技術者の苦労、デザイナーのボヤキ、営業マンの焦り、などを感じることができる。でも、手にとってみると、持ちやすい。デザインも悪くないどころか、時代を先取りしすぎたと言ってもいいくらいだ。数十年後に出たPENTAXとLEICAの、フィルム式一眼レフの最後の最高級機にそっくりである。

 さて、このカビだらけのレンズは、物置にでも置いておこう。それより、新品同様なのに、どうしても使えないFL58mmF1.2レンズ、いつか、試してみたい。

撮影レンズは、それから20年くらい後の、CANONが一眼レフでNIKONに追いついたころのCanon NewFD50mmF1.4)
by withbillevans | 2013-02-04 23:32 | 写真機
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