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再入手 YASHICA ML 50mmF1.4(下) 鎌倉・光則寺にて

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 2月も半ば過ぎだというのに、ものすごく寒い土曜日であった。「北風が強く、体感温度は日中でも零度くらいでしょう」という朝の天気予報は、事実になった。
 出掛けに、千葉以遠の総武線が車両点検で遅れているというニュースを聞いた。自分には関係ないと思っていたら、その影響で外房線が遅れ、予定していた電車に乗れなくなった。遅れを取り戻そうと京葉線に乗り換えたら、今度は強風でノロノロ運転。東京駅に1時間以上遅れて着いた。
 鎌倉駅で降りると、さらに寒くなっていた。真冬の完全防備で来たが、それでも寒かった。あちこち歩いたら、ますます寒くなった。寒い寒いと口に出したら、ガマンできないくらい寒くなった。
 江ノ電に乗った。空は青いのだが、海は灰色だった。極楽寺まで行って、少し歩き、また江ノ電で戻って長谷で降りた。レストランBuoyで昼飯にオムライスを食べ、少し落ち着いた。
 光則寺の境内に入ったら、気分はすっかり落ち着いた。このお寺は、私の心を穏やかにしてくれる。
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 光則寺は、これが2度目の訪問。初めて行ったのは昨年秋だった。その時の好印象で、私にとっての特別なお寺になった。初回訪問の詳細は、2012年10月13日upの「江ノ電散歩・第2週(1) 光則寺は、私好みのお寺」で紹介した。
 その時は、LEICA SUMMICRON R 50mmF2.0で撮った。今回は、YASHICA ML 50mmF1.4である。
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 光則寺が好きになったのは、その趣ゆえである。宗教施設なのだから、教義とか本尊とかを問題にすべきなのだろうが、それは置いといて、建物とか庭とか、立地条件とか、お坊さんの趣味とか(これが一番大きい要因かな)などのことである。
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 ここの庭は、繊細である。でも洗練とは言えないだろう(個人的には洗練されていると思うが、一般的には素人っぽいと思われるだろう)。剛ではなく柔である。これは誰が見ても認めるだろう。
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 ここには、花の咲く樹木、野草が、たくさん植えられている。密度が濃く、一見雑然として見える。樹木は、あまり強い剪定はしないので、伸びやかに育っているように見える。
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 この日咲いていたのは、侘び助系のツバキ、素心ロウバイ、ミツマタなど。梅は少し早かった。みな、小さい花である。そこがいい。
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 素晴らしく美しい本堂。特に屋根が見事だ。訪問者は、3つの角度から、本堂を見ることができる。
 まず、門をくぐって、正面から仰ぎ見る。そして、左側の池の上に上っていき、そこから振り返ると、目の高さで、この屋根を見ることができる。これで2つ。さらに、庭の右側の坂道を登り、有名な土牢のある場所からは、本堂はもちろん、庭全体をを見下ろすことができる。
 3つの異なった場所から見ることができる、こんな贅沢なお寺が、ほかにあるだろうか。
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by withbillevans | 2013-02-18 18:00 | 散歩
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