先日、オークションで、MINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7を落札した。同じレンズ、3本目の入手である。
時系列で説明。①信頼するブログ主宰者がMINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7は「怖いほど高性能」とつぶやいたのを知る。
②さっそくオークションで見つけて、入手。値段は4200円。美品という触れ込みだったが、届いたものはカビ玉だった。出品者に返金を申し出ると、先方も了承。品物は返さなくていい、と言われる。これをAレンズと呼ぶ。
③がっかりしたが、すぐに、オークションで別の個体を見つけ、入手。こちらは2000円と半額以下。光学部分(ガラス)はかなりきれいだった。ボディーも年代を考慮すれば、それなりの美品だった。これをBレンズと呼ぶ。
④不要になったAレンズを、友人W氏にプレゼントした。
⑤さらに数日後、オークションに、かなりきれいに見えるのが出品された。「もしかしたら、もっと程度がいいかも」と思い、落札。こちらも2100円と安かった。届いたものを見ると、確かに外観はこれまでで一番きれいだった。これをCレンズと呼ぶ。
⑥これはいいと喜んだ。しかし、念のため光学部分を詳しく調べると、ちょっとホコリが目立ち、線カビのごく小さいのがあるようにも見えた。
⑦総合的に比較した結果、Bレンズを残して、CレンズはW氏に差し上げることにした。Aレンズを差し上げたときに、お礼にとお茶をいただいてしまった。こんどは何も要りません。
さて、そのレンズMINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7の写りだが、かなりいい。「ほかのレンズもいいに違いない」と考え、MINOLTAの当時の他のレンズを2本入手してしまった。その経緯は後ほど。
数株ある庭のミニウツギが小さい白い花をいっぱい咲かせている。長く伸びて垂れ下がり、地面にくっついていた小枝を切って、小さい器に入れてみた。
先日、このレンズを仕事で使った。人物を撮影した。念のため申し上げるが、私はプロカメラマンではない(誤解する人はいないだろうが)。自分の一連の仕事の中で、写真を撮っただけである。
で、その結果だが、悪くなかった。Canon NewFD50mmF1.4と似ていた。Canon NewFD50mmF1.4のほうが人物に清潔感が出る。多分、発色がわずかに淡いからだろう。その点、発色が鮮やかだと言われるMINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7のほうが、色っぽい感じが出るようだ。また、MINOLTAのほうが柔らかくて、女性を撮るにはいい感じがすると思う。もっとも、男性しか撮らなかったので、本当にそうなのか、自信はない。
このレンズは、こういう〝静物画〟にもいいと思う。
(絞りはいずれも開放F1.7で)