異常な寒さが去り、爽やかな春の朝がやってきた。空気はひんやりしているが、陽光は強い。
NEX-5Nに、先日入手したMINOLTA MC W ROKKOR 24mmF2.8を着けて、日比谷公園を歩きながらパチリ。このレンズはかなり気に入っている。
入手に至った理由は、先に入手したMINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7がかなり良かったからだ。この24mmレンズが、あのLEICAのR24mmの元になったことは知っていた。50mがこんなにいいのなら、あのLEICAが認めたレンズなのだから、24mmもやはり、というかそれ以上にいいのではないか、と思ったのである。
気にしていたら、ちょうどヤフオクに美品が出た。値段は3万近くした。私の基準では、かなりの値段になる。が、落札した。競合者はいなかった。
LEICA R24mmの中古価格と比べると、半値以下だが、この落札価格は、決して安くはない。「美品」の2文字に7000~8000円払った。
さて、写りである。荷物が到着した夜、自分の部屋を写した(ほかに撮るものがなかった)。
一目見て、立体感に優れていると、感じた。手前のテーブル、その上の品物、向こうの椅子、背景の本棚が、きちんと前から後ろに並んでいるのが分かった。
発色も、かなり豊かであった。そして、描写の線が細いのに、少しも硬くなかった。
国産の24mmレンズでは、Canon NewFD 24mmF2.0がいいと思っていたが、総合的にはこちらが上だと思った。このレンズに目をつけるとは、さすがLEICAである。
さて、この朝の日比谷公園である。春の花がいっぱい咲いていた。藤棚は、日本庭園の脇に大きいのがあり、こちらはバラ園脇の、棚になっていない藤の木である。
SIGMAの望遠ズームを持った男性が、猫の写真を撮っていた。バッグから猫のえさを出し、これを食べさせ、その姿を、地面にはいつくばって撮っていた。この2匹は仲良しでいつも一緒。この近くのサザンカの生垣の下に
棲んでいる住んでいる。
私の入手したMINOLTA MC W ROKKOR 24mmF2.8はかなりきれいな品である。大事に使うつもりだ。このレンズは、LEICA SUMMICRON R50mmと2本組で持ち出すことを考えている。
このMINOLTA 24mmでやや不満なのは、ピントリングを回すと、レンズ先端の全体が回転してしまうことだ。それが気になれば、LEICA純正の24mmF2.8 に買い換えることがあるかもしれない。でも純正は、中古で7万円くらいするので、そういうことにはならないだろう。