今度の日曜が父の日のようである。プレゼントはもらえそうもないから、自分でプレゼントすることにしよう。何が欲しいか? もちろんカメラかレンズだ。
でも、自分で買うとすれば、そんなに高いものは無理。もっとも、他人が、カメラやレンズみたいな高いものを買ってくれることは、もっとありえないだろう。
いつものけちくさい買い物ではなく、豪華に行こう。なんたって、お父さんはがんばっている。がんばった自分に、とっておきのごほうびをあげよう。価格の上限については、今回は黒田日銀総裁が言う「異次元の緩和」としよう。
実は昔、あの方と話したことがある。慎み深い人という印象だった。いつからあんなに積極的な人に変わったのだろうか。
はい、私が一番欲しいものは、LEICAのフルサイズデジタルカメラです。100万円近くします。やっぱり、無理です。
次に欲しいものは何か。ミラーレスのフルサイズデジタルです。それはいくらか。まだそういうものはありません。メーカーが作ってくれないからです。作ろうと思えば、今すぐ作れます。いや、5年前でも作れました。切望する消費者はいても、メーカーの自分の都合で作らないのです。
で、どうします? だから、当面は何も買わないで、発売されるのを待ちます。というわけで、今年も自分へのプレゼントはいりません。
LEICAの最新レンズは、ウン十万円もするので、中古のR型レンズを買いました。SUMMICRON R 50mmF2.0です。まだ、1本しか持ってません。今はSONYのNEX-5Nに着けて、使っています。APS-C判で不満か、と問われれば、まあなんとか、と答えてますが、やはり、フルサイズで使ってみたいです。
NIKONやCANONにフルサイズ一眼レフがありますが、重たくて、あんなのを使う気になりません。それに、モノとして不恰好で、ヤボに感じてしまいます。旧型の35mm用MFレンズを、そのままの画角で使いたいのです。ピントは手で合わせます。連写なんかしません。仕事じゃないんですから。
最近、急に視力が衰えてきた。何年もかけて集めた旧型MFレンズを使える時間も、この先そう長くはないと思う。2~3年後に、フルサイズミラーレスが出ても、そのときまでMFレンズを使える視力を維持できるだろうか。目が悪くなくなったら、個人的には買う理由がなくなってしまう。
少し前、標準ZOOM付きのE-PL3を入手したが、これが結構いい。クチコミで評判のいいFujiのX-E1なら、さらにいいのでは、なんて思っている。
〝月遅れ〟の父の日、なんてのがあったら、FujiのX-E1を、プレゼントしてもらっているかもしれない。
以下2枚は、LEICA SUMMICRON R 50mmF2.0+NEX-5N