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新潟県村上市 町屋の屏風まつり(2) 「ストリート」 SIGMA19mmF2.8 EX DN

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 街歩きを始める前に寄った観光案内所で、2つの情報を得た。まず、この日は、9月15日から10月15日までの1カ月間、約70の町屋や商店が、伝来の屏風を飾って、一般公開している「屏風まつり」の期間中であること。これはラッキーだった。
 もう1つは、吉永小百合さん関連。村上駅についたときから、あちこちに貼ってあった吉永さんのポスターが気になっていた。市内の古い店の前で撮ったらしいJR東日本のポスターだ。どこで撮ったのか、場所をしっかり聞いて、記憶したのである。
 そして、歩き始めた。
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 まず、古い町屋が残り、屏風を公開している家が多いというメインストリートに出た。そして、最初に目に飛び込んできたのが、この看板だった。この日、私が村上市内で見た看板では、一番大きいものだった。換算38mmのSIGMA19mmF2.8 EX DNレンズでは、カバーできないほど大きい。遠くの方の民家の壁に「神は存在する」という看板が貼り付けてあるが、その200倍くらい大きい。こんなところになくてもいいのでは。
 これが、水原弘、由美かおる、浪速千栄子などの蚊取り線香とか、大村昆、松山容子のドリンク剤の看板なら、雰囲気があるのに、これでは…。
 オスプレイは危険と言えば危険だし、金持ちは税金をいっぱい払うべきだ。そう思っているのはアンタだけではない。アンタがそう思っているから、アンタだけが正しいわけでもない。正しいことを主張するためなら、場所をわきまえず、どういう方法でも許される、というようなことを思わせる看板だった。
 1990年代に、新右翼「一水会」の鈴木邦男氏に、今は右翼は流行らないが、どういう気持で活動を続けているのか、聞いてみた。彼は「ボランティアとしてやっている」と言った。世の中、功利主義や、市場原理主義一辺倒のとき、こういう考えは極めて意味があると、私は大いに共鳴したのである。そうか、続けることに意味があるのか。誰もやらないことを、なら私がやろうと、成果を求めることもなく、ただひたすら、無償の行為としてやり続けるのだ。伝統芸能などもそれに近いのかもしれない。
 今は、尖閣問題などで、右翼的な言動が一定のリアリティーを持ちつつある。90年ごろとは変わってきている。それも怖いことだが…。
 この看板の人たちも、過去数十年間、伝統芸能保存運動のような立ち位置があった。そういう行動を、私は認める。だが、表現方法と自己規定にあたっては、もう少し奥ゆかしさがあっていいのではないだろうか。
 この欄の4番目の写真は、地域の新聞社の建物だ。控えめで、街並みに合わせようという思いが伝わる、落ち着いたたたずまいである。新聞業界人として、こういうマナーを見習うべきであろう。 
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 そんなことを考えながら歩いていくと、通りから奥まった家があり、コンクリートで舗装した庭で作業している男性が見えた。大きな花瓶だか土管に、ススキや瓢箪が飾られていた。
 そばへ行って話しを聞いた。要約すると、通りを歩く人に、いい気持ちになってもらいたいので、廃物を利用して、オブジェや工芸品を作って、飾っているのだという。玄関前や壁に飾っているだけではもの足りず、本来の住宅の前に奥行き半間ほど増築し、そこを陳列スペースにしているそうだ。
 メインは、流木を動物に見立てた作品のようだ。ツルやキツネが飾られていた。川原や海岸に転がっている流木を見た瞬間に、インスピレーションがわくそうだ。その感覚が、自分は普通の人より鋭敏なのだと話していた。
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 気になる建物があると、パチリした。大工町というのは、建築関係の職人が住んでいたのだろう。塀に、鮭をデザインした家があった。板金が仕事の家なのかもしれない。
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 それから、店の土間やショーウィンドーに、気になるものを飾っている店が、たくさんあった。
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 上の写真は、カメラ屋さんのショ-ウィンドーの中。このフジペットは、とても小さい。よく見ると「35」とある。私が小学生のころ、フジペットは子供用として売り出されベストセラーだった。使用フィルムは、ブローニー(6×6)なので、よく写った。これは、35mmフィルム用のタイプかもしれない。
 左奥の一眼レフは、東京光学のトプコンRである。一世を風靡したREスーパーの前のモデル。でかくて堂々としていて、工作精度が素晴らしい。いつか入手しようと思っているカメラである。
 東京光学は旧日本陸軍の、日本光学は旧日本海軍の光学技術を支えた。私が学生のころは、まだトプコンREスーパーが売られていた。当時から、ニコンFは、世界最高の一眼レフカメラとされていたが、レンズ性能を含め、トプコンREスーパーのほうが優れていた、と語る人も少なくない。中古市場で売られているREスーパーは、US NAVYと刻印されているものが結構ある。日本では陸軍、米国では海軍。すごいぞ、トプコン。
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 これも、同じカメラ店のウィンドー。鉄人28号だと思うが、私の記憶とは少し姿が違うので、27号までのどれかかもしれない。あるいは、それらとは無関係の、名もないロボットかもしれない。私は、子供のころから今に至るまでずっと、鉄腕アトムより鉄人28号が好きだった。
 アトムの肌は、ゴムかプラスチックみたいだが、鉄人28号は、分厚い金属。体にリベット(鋲)が打ってあり、不器用で強そうだった。それに、リモコンで動かされるロボットだった。その悲しさが、私をひきつけたのかもしれない。
 鉄人28号は、現在は、神戸市で幸せな余生を送っていると聞く。いつか、「ずっとファンでした」とあいさつし、その雄姿を撮らせてもらいたい。
(続く) 
by withbillevans | 2012-09-30 23:00 |

日比谷公園ガーデニングショー おもちゃ箱みたいな庭たち  台風は大丈夫かな

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 地方出張と重なり、土曜日のガーデニングショーの開会に行けなかった。1カ月くらいあるので、後日ゆっくり見学しよう。これほど大規模なショーは初めてなので、大いに期待している。
 金曜の朝、面白い庭を見つけた。いずれも「ライフスタイル・ガーデン部門」の出品作だ。個性的な趣味などを、庭つくりの第一優先順位に置いたもので、意外性が楽しい。なにやら、おもちゃ箱の中を、覗きこんだような庭たちである。
 最初の2枚は、メキシコ風のガーデン。マンションのベランダに作って、ここでメキシコ音楽を聴きながら、テキーラを飲むのだそうだ。少しだけ姿が見える外国人の庭師も、メキシコ音楽を流しながら作業をしていた。
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 次の庭のコンセプトは、「大人の秘密基地」。大人になりきれなかった男の隠れ家のような庭である。趣味を楽しむ小屋を作って、そこに隠れる。
 庭を制作していた若い方と名刺交換して、少し話してみた。真ん中の棚にMINOLTAのX700らしきカメラが置いてある。彼が実際に愛用していたカメラなのだそうだ。
 下の説明文は、彼の実生活なのだろう。ポーズをとってくれた制作者は、大手私鉄系のガーデニング会社の現場監督をしている杉本太志さんという人である。
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 最後は、アマチュアの庭。大西牧子さんという女性(主婦?)の作品。無理をせず、自然体で楽しんでいる感じがうかがえる。こういうの、いいなあ。
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 これから、強い台風が、東京を直撃しそうだ。夕方5時ごろから、突然雨が降り始め、風が吹き出した。会場の日比谷公園には、1カ月ほどかけて、たくさんの庭や構造物が作られた。被害を受けなければいいのだが。


≪追記1≫
 台風一過の朝、日比谷公園を通った。心配した台風被害はあまりなかったようだ。1人の男性が、自分の出品作の庭を手入れしていた。「台風が心配で、朝一番にやってきた。被害がなくてよかった。枯葉がいっぱい飛んできたので、掃除してたんでさあ」と言った。ここは、ライフスタイル・ガーデンの一角。上で紹介した〝おもちゃ箱〟みたいな庭の並びだ。こういう庭が好きな人が、ほんとうの庭好きなのかなあ、と思ったりした。
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≪追記2≫
 上記の、「大人の秘密基地」が、なんと、東京都知事賞を獲得した!
 杉本さん、おめでとう!
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by withbillevans | 2012-09-30 18:33

嵐の前の彼岸花 LEICA SUMMICRON R 50mm

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 例年より1週間以上遅れて、彼岸花が咲き始めた。白い花は6分咲き、赤は2分咲程度である。台風が接近しており、首都圏にも暴風警報が出た。せっかくの花が、痛まないか心配である。 
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 昨年、赤い花が増えすぎ、庭が真っ赤になってしまった。花が終わったあと、ほとんどの球根を掘り上げ、人にあげたり、処分したりした。木の植え込みなどにあって、堀り上げられなかったのが、今年は咲いている。
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by withbillevans | 2012-09-30 15:00

新潟県村上市 町屋の屏風まつり(1) 「いざ村上へ」 SIGMA19mmF2.8 EX DN

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 新潟県村上市に行ってきた。30年くらい昔、雑誌記事で、鮭とともに生きる街という記事を読んで以来、いつか行ってみたいと思っていた街である。ようやく念願がかなった。
 今朝早く、新潟駅を出発して、羽越線に乗った。9時過ぎに村上に着き、いっぱい歩いた。午後4時過ぎに新潟に戻り、先ほど自宅に帰ってきた。昨日も今日も、新潟は暑くて、かなり疲れた。
 電車が新潟を出発すると、大きな川を渡った。阿賀野川である。福島県の会津では、何回もこの川の上流を見たことがあるが、河口近くは初めて見た。
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 電車は、沿線の中心都市、新発田に近づいた。都市ガス会社のタンクに顔が描いてある。世界最大の〝ゆるキャラ〟であろう。
 電車は、土曜日のせいか、サラリーマンが少なく、高校生がいっぱい乗っていた。さすが新潟県、美人高校生を数人見かけた。しかし、驚いたのは帰りの電車、美人高校生がうようよいたのである。特に、新発田周辺に多かったような気がする。
 昨年夏、新潟市内を地元の方の案内で車で走っていたとき、「ここが岡田茉莉子の出身高校です」と、彼が教えてくれた。へえ、彼女は新潟出身なのかと、知った。なんで、突然、こんなことを思い出したのか。
 往復の電車の中で出会った、数十人の美人高校生を盗み見して、容貌に共通の特徴があるのに気づいた。顔の形は面長、目はくっきり、唇はやや厚め。鼻から口にかけての曲線が、ヌメツと滑らかで美しい。そういう特徴を集めて再構成すると、岡田茉莉子のデビュー当時にそっくりになるのである。
 私はあるとき、女優の岡田茉莉子さんを1日、エスコートしたことがある。朝、車で彼女の住むマンションに迎えに行き、ある財界人と会食、対談をしてもらい、再び、マンションまでお送りする仕事であった。2人だけで車に乗り、お話をする時間も、結構長かった。翌年は三田佳子、次の年は竹下景子、次は…という具合。初めて見る岡田茉莉子さんは、小柄で地味な方だった。ところが、テープレコーダーが回り、撮影の照明が点くと、突然、人が変わった。オーラが出始めた。後で、テープを聞くと、彼女の声の明瞭さは、司会者である私を含め、一般人とはまったく違っていた。
 まぁ、そういう昔話はさておき、今回の旅で、新潟美人の本質を、きっちりと把握できたのは、実に大きな収穫であった。ポイントは、目の下、鼻、口のあたりの曲線の具合と、この部分の湿度あるいは粘度を持った肌の滑らかさであった。
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 「すみません、1枚撮らせていただけますか」と、最初の美人高校生に頼もうかと思ったが、今回はやめにした。つくづく、篠山紀信がうらやましかった。美人高校生を撮りまくり、本まで出した。そういえば、間もなく、東京オペラシティー・アートギャラリーで、篠山の写真展があるはず…。
 稲刈りは、半分以上が終わっていた。新潟県内を2日間、電車で回ったが、この季節につき物の、田んぼのあぜ道に咲く彼岸花を、一度も見なかった。新潟平野には、彼岸花がないのだろうか。
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 さらに北に進むと、右手前方に朝日連峰と思われる山々が見えてきた。近くの山の色が緑なのに対し、遠くの山は青く、稜線も鋭い。もう、村上に近いのだろう。
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 村上駅に着いた。暑いので、コインロッカーに、バッグとともに上着も預けた。ところが、歩き始めたら、突然、空が暗くなり、ポツリとふってきた。傘はバッグに入れていたので、コインロッカーの中だ。また。扉を開けると、300円損するな、でも400円でなくて不幸中の幸いかな、などと思っていると、観光案内所があったので、そこで様子を見ることにした。
 雨はすぐに止んで、明るくなり、また暑くなってきた。「さあ、行こう」。初めての街を歩き始めるときの気持、これが好きだ。
(続く)
by withbillevans | 2012-09-29 23:00 |

長期予測「5年後の私とカメラ」

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 2週間ほど、楽しいカメラ生活を送った。まず、ずっと気になっていたLEICA SUMMICRON R 50mmF2.0(2カム)を入手し、期待を上回るよさを確認できた。そして、フォトキナで発表された新型カメラが、私の希望する方向に沿ったものであることが分かった。さらに、自分のカメラスタイルが、明確になって来た。遅れてやってきた秋の青空を見たときのように、気持をよくしたところで、私とカメラの関係を、5年先まで、予測してみた。
 LEICA SUMMICRON R 50mmF2.0(2カム)は、自分の好みに合っていた。また、入手した個体も、レンズ部分は本当に「超美品」と呼んでいいものであった。外観は、ややスレがあったが、そのほうが気楽に使えていい。このレンズは、自分の主力レンズになるだろう。
 フォトキナで個人的に最も注目したのは、SONY のフルサイズ小型カメラである。35mmF2.0レンズ固定。一種のミラーレスである。そう遠くないうちに、このカメラをベースにして、レンズ交換式ボディーが出るだろう。
 もう1つの注目製品は、フルサイズ用のSIGMA 35mmF1.4 レンズ。このレンズは、今すぐに買いたいくらいだが、装着するボディーがない(購入予定もない)ので、今は買わない。では、いつ買うのか。NEX-5かNEX-7位の大きさのフルサイズ機が出て、このSIGMA 35mmF1.4 が着けられるようになったら、それを買いたい。
 現在、私は、60代半ばであるが、視力はそれほど衰えていない。NEX-5で主に数十年前のMFレンズを使っているのだが、それほど苦労せずに、かなり素早くピントを合わせることができる。
 だが、5年後はどうだろうか。多分、無理だろう。だから、そのころまでに、超小型・軽量のミラーレスのフルサイズ機と高性能AF単焦点レンズが出て欲しい。今回のフォトキナは、そういう方向に、業界が進んでいると、期待させるものであった。
 現在の私のスタイルは、『E-PL3+SIGMA19mm。これは、スナップ用。そして、NEX-5N+各種50mmレンズ。こちらは、対象を見つめる感じで撮るときに使う。35mm判換算で、38mmと75mmになる』というものである。
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 50mm標準レンズ(昔のMF式)では、LEICA SUMMICRON R 50mmF2.0(2カム)の使用頻度が高くなりそうだ。また、そのライバルであるCarl Zeiss Planar 50mmF1.4の出番も、ようやく増えて来そうな予感がする。この2本に、お宝レンズのKONICA HEXANON AR57mmF1.2や、普段使いの働き者Canon NewFD50mmF1.4がからんでいく。なんかドキドキしてくるなあ。楽しいなあ。
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 5年後には、私の視力は衰え、MFでのピント合わせは難しくなるであろう。そのかわりに、私好みの、超小型・軽量のフルサイズ機と、高性能単焦点AFレンズが、買える値段で出てくるので、それを買うことにしよう。
 これまで、アレッというようなものに、結構お金を使ったが、もうそういうことはしない。買って、試して、売り払う、という不経済的なことは、今後は(あまり)やらない。今は、写真を撮ることのほうが楽しい。

 今年2012年を起点にして、5年前の2007年は、1000万画素のPENTAX K-10Dを購入して、写真熱が久しぶりに高潮期に入った時期だ。それ以後の5年間の、カメラ業界と自分の所有機材ラインナップの変化は非常に大きい。個人的には、MICRO4/3およびSONY NEXの登場が決定的だった。この2つの規格の価値は、まず小さくて軽いこと、そして旧型のほとんどのMFレンズが使えるようになったことである。
 これからの5年は、もっと大きな変化が、カメラ業界に起こるだろう。日本メーカーの覇権が揺らぐとか、国境を越えたメーカーの再編があるかもしれない。そういうことがあるにしても、私の趣味の世界に範囲を限れば、前述した通り、ミラーレスのフルサイズ機と高性能単焦点レンズの登場が大きな意味を持つ。すでに、流れはできたと思う。だから、いいのが出るまで、落ち着いて、待つことにしよう。

 今、すぐに買いたいものは、フィルムスキャナーである。使い道は2つ。まず、20代のころから保存してある、モノクロを中心としたネガフィルム、ポジフィルムを、スキャニングすること。そして、本箱の飾りになっている、フィルムカメラを、ときどき使ってあげることである。
≪機材撮影はM.ZUIKO DIGITAL 45mmF1.8+LUMIX GF1。KONICA HEXANON AR57mmF1.2の撮影はCanon NewFD50mmF1.4+NEX-5 ≫  
 
by withbillevans | 2012-09-28 23:00 | 写真機

美しきかな 東京中央郵便局

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 先日、リニューアルなった東京駅駅舎を見学した際、道路をはさんで南側にある中央郵便局も、建て替えが終わり、外観が全部見えるようになったのに気付いた。大変美しいので、驚いた。
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 以前建っていた建物の正面外壁(ファサード)のみ残し、新しい高層ビルの裾のような形で保存する方法は、東京駅周辺の丸の内では、おなじみである。
 私の記憶では、以前は外壁に貼られたタイルが、緑がかったグレーだったような気がするが、多分、新しく貼り替えられたであろうタイルは、ずっと白っぽくなっていた。この色が本当に美しく感じた。
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 今朝、ふと思いついて、朝の通勤途中に少し回り道して、見に行ったのである。この日は、LEICA SUMMICRON R 50mmを着けたNEX-5Nしか持っていなかった。換算75mmでは、建物をとるには長すぎた。全景を撮れないのである。丸の内北口のほうまで行けば、全景を撮れるのだが、そこまで往って来る時間がない。
 後日、広角レンズで撮りなおすことにし、今朝は、建物の一部分を写すだけでガマンした。
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 定礎に刻まれた紀元2591年というのは、西暦1931年(昭和6)のことである。この年のクリスマスに完成した。今年で、満81年である。ちなみに、この年に生まれた有名人には、現在生存中の人では、八千草薫、久我美子、山本富士子、香川京子、二葉百合子、有吉佐和子、曽野綾子、山田洋次監督、高倉健、大村昆、宇津井健、亡くなった人では、市川雷蔵、勝新太郎、いかりや長介などがいるそうだ。
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 この時代の代表的建物は、帝冠様式という、コンクリート造りの中層ビルに、お城のような瓦屋根を乗せたスタイルだった。九段会館などが代表例で、今残る各地の県庁にも、このスタイルが多い。
 大日本帝国の権威を示すための建物。カーキ色の軍服を着た軍人の姿が思い浮かび、軍靴の音が聞こえてきそうな建物だ。それに比べると、モダニズム様式である中央郵便局は、市民的な感じがする。昭和初期の東京には、モダニズムと軍国主義の両方があった。
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 保存されたのはファサードの部分だけで、本体部分は取り壊され、新しく高層ビルが建てられた。この高層ビルを真下から見上げると、キャットウォークというのだろうか、各階の小さな庇が重なって見えて美しい。こちらも、帝国主義的でない。高層部分はかなり規模が大きいが、壁面に細かい飾りがあるので、威圧感がないように感じる。(後日、新幹線フォームから眺めたら、高層部分は特別美しい、というほどでもなかった)
 東京駅前広場を囲む建物は、古典的な様式を遺すもの、現代建築など様々だが、昭和初期の面影を残す中央郵便局は、地味だが、極めて個性的に見える。個人的には大好きだ。この建物があってこそ、丸ビルなどのクラシック調の建物が生きてくる。リズムが生まれる。よく残してくれました。ありがとう。
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 今朝は、機材の持ち合わせが悪かったほか、露出もうまくできなかった。白いタイルは、もっとプラス補正しないと、明るく輝くような感じが出ない。
 後日、広角レンズを持って、再挑戦しよう。
by withbillevans | 2012-09-27 23:00 | 散歩

SUMMICRON R 50mmのフィルターをゲット

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 先日入手したLEICA SUMMICRON R 50mmをかなり気に入った。どんどん使う気になっている。困ったのは、レンズキャップが付いていなかったこと。大切なレンズなので、保護用のフィルターを着けたいのだが、そのフィルターが「シリーズⅥ」という特殊なものなので、入手できるか心配した。
 いろいろ調べてみたら、フィルターは中古で数千円、いいものだと1万円以上するとあった。ああ、困ったと思っていたら、オークションに、その特殊なフィルターが1つ、「シリーズⅥアダプター」が1つ出品されていた。米国製だった。
 本当に装着できるのか不安だったが、アダプターと合わせて入札した。競合者がなく、スタート価格で落札できた。価格は、現行の一般的なフィルターの新品より安いくらいだった。大満足。
 本日、送られてきた。ところが、現物を見ても、どういう風に装着するのか分からない。アダプターとフィルターをセットで使うようだが、フィルターにネジが切ってないのだ。
 じーっと見て、これだろうと言う方法で試みたら、うまく着けられた。レンズの先端にフィルターを落とし込み、その上からアダプターをねじ込んで、押さえつけるのである。
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 ということで、とりあえず、フィルターは確保した。さらに調べたら、日本の大手フィルターメーカーから、シリーズⅥのフィルターが販売されているという情報もあった。押さえつけるアダプターは売っていないようなので、こちらが貴重品なのかもしれない。いずれにしろ、LEICAレンズ初心者なので、先が思いやられる。
 そういう苦労はあっても、このレンズの描写は、素晴らしい。絞りはすべてF2.0開放。
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 ようやく、白の彼岸花が咲き始めた。
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 もっと早く買えばよかった…

≪機材撮影はOM ZUIKO AUTO-MACRO 50mmF3.5≫ 
by withbillevans | 2012-09-26 22:22

日比谷公園・松本楼の10円カレー

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 朝、日比谷公園に入っていくと、週末からのガーデニングショーの準備が、かなり進んでいた。大きなケヤキの下の、普段は裸地になっているところに、草花が植えこまれていた。秋の風情を感じさせる、涼しそうな花が多くて、いい感じである。
 すると、遠くに、少なからぬ人の気配。さらに進んでいくと、スピーカーから音楽が流れている。「忘れな草をあなたに」である。
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 人数は結構、多かった。200人くらいいたろうか。みんなレストラン松本楼のほうに歩いて行くようだ。
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 松本楼の前まで行ったら、店の前に、白い椅子が並べてあり、セレモニーか音楽会をやる雰囲気だ。そして、壁面を見上げると、垂れ幕が。「そうか、今日は年に1度の10円カレーの日だったのか」と気付いた。
by withbillevans | 2012-09-25 23:00

東京駅改装工事完成 新駅舎見学会に行った

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 正式には「東京駅丸の内駅舎保存・復原」と呼ぶのだそうだが、東京駅の、大規模な改装工事が終了し、昨日、見学会が開かれた。建築大好き少年である私は、万難を排して参加した。
 改装の最大のポイントは、太平洋戦争時に、米軍による空襲で屋根が焼け落ち、戦後、2階建てで再建されていたのを、建設当時の3階建てに復元(JR東日本は「復原」と書く)したことである。これにより、屋根が、頂部のないピラミッド型から本来のドーム型に戻った。
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 そして、ドームの中はこうなっている。旅客は、丸の内北口あるいは南口の改札を通って外に出ると、ドームの下に来るのだ。
 全部の新聞を確認したわけではないが、昨日の『日経』夕刊の1面には、この場所から撮った写真が載っていた。テキは、NIKONかCanonの20万円くらいする超広角レンズを使用したのだろう、広く写っている。当方は、13000円のSIGMAレンズ。善戦だ。
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 駅舎の最大の魅力は赤レンガである。建物内部のレンガはどうなっているのか。1階の案内センターが一番よく雰囲気を理解できる。だれでも入れるスペースなので、ここが見学のオススメ・スポットだ。
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 改装前から、ギャラリー(入場有料)があった。赤レンガをむき出しにした壁が、特徴だった。普段は、中での写真撮影は禁止だが、今日だけはOKだった。何十枚も撮ってしまった。
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 建物の随所に、赤レンガを露出させる工夫をしている。いいインテリアだ。空襲で焼けたときに、焦げたのかもしれない。鉄骨もかなり痛んでいるようだが…
 私は、突然、思った。「戦争反対!」
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 ホテルも、改装前からあった。廊下の壁には、東京駅ならではの、額がかかっている。
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 ホテルのスィートルームは、一泊80万円。へぇ、そうですか。別のこちらの部屋は、塔屋の最頂部に位置する。部屋は2層になっていて、階段を昇った先にあるベッドルームの丸窓から、駅の外観が見えるのが売り物。一泊25万円。ほぉ、そうですか。
 ビジネスユースの部屋もツインで5万円以上するようだ。改装前のホテルは、もっと安かった気がする。
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 こちらは駅長室。インテリアは普通だ。額の文字は「無事」。案内の男性が「はい。私たち社員は、結果的に無事であることを祈るのではなく、無事に終わらせることができるよう、普段から環境を整えることが『無事』の本当の精神だと教わっています」と、はきはきした口調で、私に言った。ぜひ、そのようにお願いします。

≪反省点≫
 見学会には、超広角レンズなど、何本かのレンズと、複数のボディーを持っていこうと思っていたが、この日であることを、すっかり忘れていた。そのため、カバンに入れていたSIGMA19mmF2.8 EX DN + OLYMPUS E-PL3のみでの撮影になってしまった。やはり、屋内での撮影は広角レンズが欠かせない。
 そして、1時間半の見学時間のうち、1時間ほどで、バッテリーに赤ランプ。この組み合わせは、1日3個くらいバッテリーを使いそうだ。

≪新たな発見≫
 東京駅前にある中央郵便局も建て替えをしていたが、保存する旧建物の外壁が顔を出した。高層ビルの裾の部分に、以前そこに建っていた建築の外壁を残す手法が、東京駅近辺には多い。
 保存される建物は、いずれもクラシックな味があったが、その中で、中央郵便局だけは、白っぽいタイル張りで、幾分安っぽく貫禄に欠けるように思っていた。ところが、今日見たら、すごく、美しかった。本当に、残してよかった。
 何年前か忘れたが、鳩山由紀夫の弟(自民党?)が、この建物の解体現場にやってきて「誰が壊していいと言ったんだ!」と、怒号を張り上げていたテレビニュースを思い出した。郵政民営化のドタバタの中の一幕である。あの弟がどんな役割を演じたのか、記憶が定かでないが、建物が、皮だけでも残って、よかった。もしかしたら、彼の功績だったのかもしれない。
by withbillevans | 2012-09-25 06:00 | 散歩

秋の花が遅れている

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 関東は、残暑が厳しくて、まだ秋風を感じた日がない。秋の花の開花が大きく遅れている。彼岸花が、1、2の例外を除いて、まだ咲かない。こういう秋は、記憶にない。
 以前の写真データを保存しているHDDを見ていたら、2007年9月24日、つまり、5年前の今日の写真を見つけた。野紺菊が満開だ。今年は、まだつぼみが小さく、開花時期は予想もできない。
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 彼岸花は、赤と白があって、いつも白が1週間ほど先に咲く。今年は、白の穂が出てきたところだ。赤い彼岸花は、まったく姿かたちが見えない。
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≪使用機材は、DS YASHINON 50mmF1.4 + K-10D。このM42レンズは、解像力は良かったが、色彩に艶のようなものがないのが残念だった≫
by withbillevans | 2012-09-24 23:00