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思い出のレンズ=2= CANON FD 50mmF1.4(初期型)

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 CANON FD 50mmF1.4(初期型)は、CANON自慢のSSC(スーパースペクトラコーティング)でもSCでもない、FD マウント初期のレンズである。このレンズは手元にある。
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 もうなくなった赤坂の中古カメラ店を覗いたら、CANON FTbのすごくきれいなのがあった。1度もフィルムを通したことがないと言っても通じるようなものだった。それに着いていたのが、このレンズである。レンズももちろん新品同様。しかも値段は15000円と、高くはなかった。
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 この写真の撮影は、2年前の10月末。ちょうど今日とおなじころである。このレンズの描写は気に入った。SCでもSSCでもないが、ピントは切れていて、ボケもきれいだ。このころのCANONは本当に真面目でいい会社だった。
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 色は、冷色系。涼しそうな感じだ。
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by withbillevans | 2012-10-31 22:00 | 写真機

CANON FD55mmF1.2SSC を再入手

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 先日、CANON FD55mmF1.2SSCの思い出を語ったばかりだが、そのレンズが手に入ってしまった。先週土曜日、海に面した、古い町を歩いていた。古いカメラ店、あるいは写真館とカメラ店を兼ねた店が、いくつかあった。
 こういうお店のウィンドーには、サンプルの家族の記念写真や七五三の写真などと一緒に、古いカメラが飾ってあることが多い。その店には、YASHICA ELECTRO35 GTの黒やminolta XEbの白、MAMIYA UNIVERSAL PRESSなどが飾ってあった。
 ウィンドーの写真を撮っていると、店主に呼び込まれて、話しているうちに、このレンズを買うことになってしまった。
 店主は80歳というのが信じられないくらい、若かった。途中で店の奥から女性が出てきた。私が「奥さんですか?」と聞いたら、「娘です」と言われた。お金を払ってから、娘さんを見たら、美人だった。
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 帰宅して、NEX-5Nに着けてみた。やはり、でっかかった。また、試写をしてみた。上が絞り開放、下がF5.6である。
 F5.6の写真の、おもちゃの文字が実物よりも細く写っている。描写の線が細いのが、このレンズの特徴だと思う。レンズの図体がすごくぶっといのと、対照的である。
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 戸外で撮影した。上が絞り開放、下がF5.6である。あまり明るくなく、条件がよくないシーン。
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 開放でもう1枚。こういう懐かしさを感じさせる描写は好きだ。絞りを開ければ、最新型のレンズでも大きくボケて、みな同じと思うかも知れないが、やはり、レンズが作られた時代の違いは出る。これは、40年まえの景色だ。
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 ここまでやったら、同じシーンをKONICA HEXANON AR 57mmF1.2 開放で。
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 また、レンズを詳細に眺め回したら、中球に小さいカビがあった。買うときに中を見たのだが、店が暗くてわからなかった。
 カビ以外は、レンズもきれいだし、鏡胴も傷が少なくきれいだし、残念。衝動買いにはよくあることである。
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 業者に掃除をしてもらうか、このまま使うか、それとも誰かにあげるか思案中である。
≪機材撮影はM.ZUIKO DIGITAL 45mmF1.8≫

≪追記1≫
このページを見た友人が、KONICA57mmよりCANON55mmの絵の方が好みだ、というので、その友人にプレゼントすることにした。彼はちょうど結婚40年なので、そのお祝いということにした。

≪追記2≫
友人が喜んでくれた。このレンズを買ってよかった。本当に、私のお宝であるKONICA HEXANON AR 57mmF1.2 と同等の写りなので、焦ってしまうくらいだ。
by withbillevans | 2012-10-30 06:00

ポカポカ天気  SIGMA19mmF2.8 EX DN

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 雨が上がって、ポカポカ陽気に。小春日和というのは、11月ころのいい天気を言うそうだ。だから、まだ、小春日和と言うのは早すぎるのだが…。
 日比谷公園の芝生の真ん中を、公園猫ちゃんが悠々と歩いていた。「ふー、気持ちいいぜ」
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 秋咲きのバラが、露を帯びて輝いていた。
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 楽しませてもらったガーデニングショーも、昨日で終了。業者は、片付けるのも早い。
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 ハナミズキの紅葉が、始まった。さあ、いよいよ、秋だ。
by withbillevans | 2012-10-29 20:30

遅い秋

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 秋は、気づかぬうちに来る季節のはずなのに、今年は、待ちかねた後、遅れてやってきた。シュウメイギクも遅い。
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 ノコンギクも遅い。
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 フジバカマも遅い。
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 このタカサゴユリは、夏に咲くはずなのに、先日咲き始めた。
by withbillevans | 2012-10-27 22:57

横浜の印象 野球は弱いけど

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 プロ野球の横浜ベイスターズは、なんであんなに弱いのだろう。この夏、東京ドームで、ベイスターズ対ジャイアンツ戦を観た。ベイスターズ打線の非力さに驚いた。たまにバットにボールを当てることができても、前に飛ばないのである。
 あれでプロなのか、と思った。私はアンチ・Gなので、ベイスターズを応援していたのだが、情けなかった。
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 都市としての横浜は、住みやすそうだった。若い友人で、神戸出身の男がいて、彼は、関東では横浜以外には住みたくないと言っていた。彼の気持がよく分かる。地元プロ野球チームに、必要以上に肩入れしなければ、この街で住むのは快適そうだ。
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≪撮影場所≫
横浜スタジアム
横浜市開港記念会館
by withbillevans | 2012-10-26 23:59

横浜馬車道  SIGMA19mmF2.8 EX DN

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 昨日、横浜に行った。平日の昼間、中心部を歩いたのは初めてだった。港と山の手を結ぶ馬車道という通りがあった。車は一方通行という、広くない通りだが、昔は中心の道路だったようだ。
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 明治5年に、この道に、日本で初めてのガス灯がともった。記念碑が立っている。そのため、現在も照明はガス灯である。ちょっと雰囲気がいい。幕末から維新後、横浜は急速に発展した。都市ガスだけでなく、日本初のなになに、というのが多い。この近所には、そういう事物を記した記念碑が多い。
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 やはり、馬車道にあったのが、日本初の営業写真師である下岡蓮杖の碑。ちなみに初めて営業写真館を開いたのは上野彦馬だそうだ。生まれは当然、江戸時代である。
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by withbillevans | 2012-10-25 23:50

丸谷才一『笹まくら』

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 丸谷才一が亡くなった。虫の知らせというのだろうか、この秋、彼の文庫本を、5、6冊まとめて読んでいた。その中では『笹まくら』が良かった。あとはエンターテイメント。
 死去の翌日、朝日新聞が見出しに取った代表作は『女ざかり』だった。毎日は『笹まくら』と『女ざかり』の2冊。
 丸谷の前に読んでいたのが、二葉亭四迷と林芙美子の『浮雲』。同じ題名の小説を読み比べてみた。旅というか、漂泊というか、雲のように流れていくことにあこがれていた。『笹まくら』もそういう趣の本であったので、心に染みた、だけのことだったのかもしれないが…。
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by withbillevans | 2012-10-24 23:42 | 読む

思い出のレンズ=1= CANON FD55mmF1.2 SSC

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 思い出のレンズとは、売ってしまって、しばらくしてから、「あ~あ、売らなければよかった」と、後悔しているレンズ。
 このレンズは、期待しないで買ったのだが、使ってみたら結構よかった。同じスペックで、数倍高価な非球面レンズを使ったすごいのがあったので、どうしても、しょせん安い方と侮っていた。でも、いい写りだった。
 手放したのは、重たかったから。また直径が太いので、ピントを合わせていると、指が痛くなった。
 このピラカンサスは、千葉市植物園で撮った。植物園には小さな屋内スペースがあって、この日はフラメンコの発表会をしていた。きれいな人が踊っていたので、撮影に夢中になった。その後、右手はレンズが重くて、左手は手首を回し過ぎて、両手とも痛くてたまらなかった。
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 このレンズは、解像力がかなりあった。冒頭の写真は、赤い実を柿の実ぐらい大きく拡大してみても、ちゃんと、実の細部が分かる。ボケも好みだ。
 そして今だが、きれいなのがあったら、また買おうと思っている。でも、きれいなのは、なかなかない。中古の値段も、以前より少し高くなっているようだ。
by withbillevans | 2012-10-23 20:28 | 写真機

ホームカミングデイと2つの建築

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 本日は、40年ほど前に卒業した母校のホームカミングデイであった。私の学部は、第2外国語の選択別に40人ほどで1つのクラスを構成して、30近くのクラスがあった。我々はフランス語。クラスの十数人とは、たまに会ったりしている。
 本日は、学校全体のホームカミングデイに合わせ、6人が集まり、学校近くの寿司屋で4時間ほど飲んだ。
 私は、母校近辺に、好きな建物が2つある。その1つが、ここに紹介するビル。勝手にガウディービルと呼んでいる。学校の正門近くにあるので、知っている人は多い。
 私は、近くに行くと、必ず、中に入って、この不思議なビルの空間を味わっている。本日は晴天だったので、一段と美しく見えた。こんなビルを設計した人、作らせたオーナーに敬意を表したい。
 冒頭の写真は、入り口から振り返って、通りを見たところである。床のうねりが素晴らしい。
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 まあ、ガウディーの真似と言えばそうなのだが、これはこれで、まことに美しい。日本的なデザインも加味されていて、よく融合している。徹底した細部へのこだわりが、気が遠くなるほど素晴らしい。
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 もう1つの好きな建物は、下の写真の建物。こちらは、有名だ。
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 午後5時に寿司屋を出て、地下鉄に乗ろうとキャンパスを歩いていたら、校歌の前奏が聞こえてきた。我々よりもっと先輩も多かったが、集まったOB、OGが、この建物の前の広場で、現役学生応援団の指揮・伴奏で歌っていた。本日、最後の行事だった。我々も一緒に歌った。
 その様子を写真に撮ったら、卒業生の頭部が写り込んでしまった。

≪追記≫
 我々の学部の校舎がすでに取り壊され、建て替えられるそうだ。キャンパス全体の調和のようなものも大切だが、新しい建物は、このガウディビルみたいな個性的なのにしてほしい。四角い機能性だけの建築はやめてくれ。
 母校の印象と言えば、この講堂、旧図書館、演劇博物館などだ。みんな変わった意匠の建築である。建築物は、実用の器であるだけでなく、記憶である。
 現在、建て替え中の校舎の工事現場を囲んだ塀に、創立以来の各時代キャンパスを描いた大きな絵が掲げてある。どの時代も、なかなかいい建物が多い。はっきり言って、現在が一番、つまらない。
 建築学科からは、今井兼次、村野藤吾、吉坂隆正のような、単純な機能主義を排した、建築史に残る個性的な大家がたくさん出ている。その流れを受け継ぐ、一流の建築家に思いっきり、腕をふるってもらいたいものだ。
 このガウディビルの設計者は、やはり母校出身の建築家、梵寿綱である。このビルも真っ青になるような、個性的な建築群がキャンパスに並ぶ様を夢みている。それが実現すれば、100年後には世界遺産になる。
 
by withbillevans | 2012-10-21 23:00

篠山紀信写真展を見て、小田急線に乗って

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 東京西新宿のオペラシティー・アートギャラリーに、楽しみにしていた篠山紀信の写真展を見に行った。お目当ては百恵ちゃんの写真。
 午前11時の開場の前に着いたのだが、もう行列ができていた。我々くらいの若くない人が多いのに、びっくりした。女性のほうが多い。20代くらいの若い人も多かったが、真ん中へんの世代がいなかった。
 夏目雅子は超美しい、吉永小百合さんは上品だ。もちろん百恵ちゃんは、胸がキュンとなるくらいいい。なでしこ沢穂稀のおしゃれな姿が可愛かった。蒼井優が素晴らしい。かつて発表された時代に見た写真が多かったが、初めて見るものもあった。
 写真としては、大相撲と刺青男のど迫力集団写真が、普通の人には絶対撮れないという意味でも、見ごたえがあった。
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 40年来の友人と一緒だった。小田急線の駅まで歩いて、C駅まで電車に乗った。C駅周辺は40年前、友人と私が学生時代に、4年間過ごした思い出の街。そこでお世話になったソバ店で昼飯を食べようということになった。
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 小田急は高架に変わっていた。C駅の変貌ぶりに、友人は、頭が混乱してしまった。C商店街の変わりようも大きかった。私は、数年前に来たことがあるので、彼を案内する形になった。
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 我々は学生寮で暮らしていて、C商店街のお店の人たちには、足を向けて寝られないほどお世話になった。
 4年生くらいになると、ちょっと生意気になって、夕飯も当時の学生としては高級なお店で、食べたり飲んだりした。小さな川に面した洋食のAQは、普段行く店よりしゃれていて、1つ格上の店だった。ご主人がトルコ人、奥さんがロシア人のような雰囲気の美男美女だった。年齢は、今の我々より5、6歳若かったのだったろうか。バイトでお金が入ると、ここで食べた。
 AQがあった場所には、この場所は江戸時代には何とかがあった場所である、という立て札が立っていた。ちっとも知らなかった。
 我々は、卒業後も、口実を作っては、AQに集まった。それも30年以上昔の話。
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 K庵ソバ店は、我々が一番お世話になった店。数年前に再訪したときは、改装されていたが、営業していた。今日行ったら、店名が変わっていた。店は、若い男性2人でやっていた。聞いてみると、前の経営者が高齢になったので、つい最近、この店を借りて営業を始めたという。前の経営者、つまり我々がお世話になった人たちは、店の上に住んでいると聞いて、安心した。
 K庵は、我々学生のために、特別安いメニューを用意していた。今風に言うと「裏メニュー」だ。また、他のメニューも50円くらい値引きしてくれた。ソバを食べながら、友人とそんな思い出話をした。
 外に出て、看板を見たら、学生は200円引きと書いてあった。ほう、これは、K庵のおばちゃんの命令なのかなと、思った。
 学生寮は、一段と古くなっていたが、健在だった。我々のいたころは、活気があった。いつも騒音を出して、ご近所に怒られていた。今は、大変静かだった。日本の社会経済の変化と同じだ。そう考えると、篠山紀信の作品も、昭和 ⇒ 平成の、動から静への変化があったように感じた。
 上の、猫ちゃんと古い家は、C商店街から、1本入った狭い道で撮った。特に、我々の物語とは関係ないが、猫ちゃんは、当時の我々みたいに人懐っこかったし、古い家は、今の我々の姿に通じるような気がして、パシャッとした次第。
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 友人は、学生寮の玄関の石段に座って、しばらく立ち上がらなかった。あの4年間は、我々にとって、人生の宝物である。
by withbillevans | 2012-10-20 21:20