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真壁のひな祭り(下) 思い出のレンズ=13=Panasonic LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.(その6)

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 これは、スイトンである。真壁の名物料理だという。どうせ食べるなら、この町一番の店で食べたいと思い、地元の人に聞いて訪ねた店である。
 カウンター越しに調理場が見えた。一生懸命に作っている様子が分かってきて、嬉しかった。おいしかった。このレンズは、料理のおいしさを、伝えてくれる。
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 外壁や板塀を黒く塗った建物が、いくつも残っている。
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 町の中心部、最もにぎやかな交差点。撮影から5年経った今、どうなっているかな。
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 さりげない、小路。私は、上の写真のボケ具合、下の写真の小豆の質感、そして、前日UPした少女の写真の柔らかさ、この3枚が気に入っている。
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by withbillevans | 2013-02-28 18:00 | 写真機

真壁のひな祭り(上) 思い出のレンズ=13=Panasonic LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.(その5)

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 御影石の産地として有名な茨城県の真壁町は、筑波山の北側にある。今は桜川市の一部になっている。黒く塗られた商家など、100以上の有形文化財指定の古い建物が残っている。
 ひな祭りの季節に、商店街や旧家が、伝来のお雛様を飾って、通行人や観光客に公開する行事は、各地で見られるようになった。私が住む千葉県では、外房の勝浦市が規模が大きく、有名である。
 私が知る限りでは、関東地方では、この真壁町が、最も早くから、町を挙げて、ひな祭りをやっていたのではなかったか。
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 撮影は5年前。2008年2月である。ひな祭りの1ヵ月前から公開することになっており、訪問したのは初日であった。ということで、観光客らしい人もほとんどなく、町は静かだった。
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 この時に携行した機材は、PENTAX K10DにCOSINA製TOPCOR58mmF1.4と、Panasonic L1にLEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.を着けた2システム。私としては、とびっきりの贅沢システムであった。  
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 両方を使ってみて、使用頻度、使いやすさ、出来上がり写真のすべてで、Panasonicの圧勝であった。この後、しばらく経って、K10D を手放した。
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 L1も良かったが、レンズの力が、すごく大きかったと思う。うっとりするような写真が何枚か撮れた。
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 上は、蓮の実を使って作った、手作りの飾り。下は、ちょうど学校から帰ってきて、お店番を始めた、お惣菜屋さんの娘さん。2枚とも、柔らかく、しっとりとした描写で、大いに気に入っている。
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by withbillevans | 2013-02-27 18:00 | 写真機

思い出のレンズ=14=YASHICA YUS AUTOMATIC 28mmF2.8

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 YASHICAが米国で販売していたレンズ。使われた形跡のほとんどない、新品同様のきれいな品が里帰りしてきたもののようだった。YASHICA製レンズに詳しいサイトで高性能と知り、オークションで落札した。落札価格は1万2000円くらいだった。
 オール金属製で、ずしりと重かった。重かったのはボディーだけでなく、描写も重厚だった。すべての色に墨が入るような印象を与える油絵風の描写であった。
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 そのサイトでは「ヤシカ・アメリカが企画した、富岡(光学)製の隠れた傑作!!」とあった。私は、富岡と聞いただけで、ピクッとする。YASHICA ML35mmF2.8(富岡光学製)の超高性能に惹かれて、これも姉妹レンズなので、いいだろうと期待したのだ。結果は、かなりよかった。
 でも、YASHICA ML35mmF2.8ほどではなかった。描写が、ちょっと泥臭いのではないかと感じたのだ。
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 上は、群馬県のJR高崎駅の駅前広場で撮ったもの。夕方、若いアマチュアのジャズバンドが演奏していた。曲は『A列車で行こう』だった。音が大きくて、演奏もかなりうまかった。
 背景のタイルの壁画の、ダルマの赤色が濃く出ている。このレンズは赤色がよく出た。
 このレンズを所有していたのは数カ月間だけ。この写真が一番いいできだと思っている。もう1枚、高崎駅まで行く途中の電車の中で、自分を撮った写真があって、それもよく写っていた。赤いマフラーをした男の顔を、夕日が半分照らしている。
 自分の顔を、MFカメラで撮る方法は、距離を63cmに設定して、カメラを右腕に持ち、腕をいっぱいに伸ばして顔に向け、シャッターを押せばいい。
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by withbillevans | 2013-02-26 18:00 | 写真機

デジカメにビンテージは存在するかKONICA Revio KD-510Z

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 ひょんなことから、引き出しに入れっぱなしにしていたKONICA Revio KD-510Zを引っ張り出し、手にとって眺めた。うーん、格好いいカメラだ。でも、10年近く前に入手したものなので、実際に使うことはない。このカメラは、飽きっぽい自分にしては珍しく、4~5年も使った。
 
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 私の好きなカメラメーカーであるKONICAが全力投入して作ったと聞いたので、買った。かなり高かった。写りは非常に鮮明だった。今考えると、ちょっと輪郭強調が強すぎた絵であった。
 全身金属の剛質感も気に入った。シャッターを切ると、レンズ下の3cmくらいあるラインが左から右にチャッチャッチャッと移動しながら青く点滅するのも良かった。レンズカバーに付いた小さな4つの金属製突起など最高だった。
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 カメラのキタムラなどが、「どんなカメラでも2000円で下取り」などと宣伝したとき、このカメラを持っていこうと思ったこともあるが、そんなことをしなくて、本当に良かった。私の頭の中では、KONICA Revio KD-510Zはすでに、ビンテージになっている。誰にもやらないよーだ。
 歴代のKONICAカメラの中で最も美しいと思っているKONICA Ⅱ型と並べてみた。曲線をデザインに取り入れるのは難しいだろうが、大胆にやっている。
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 私の先輩にして友人の建築家M氏は、「美」を基準にして生活している。自宅の設計はもちろん、家具、什器すべて、「美」を基準にして選んでいる。カメラもそうだ。
 彼は、学生時代に入手したKOWA SIXとNIKON Fの2台を30年くらい使った。KOWA SIXは、本当はHASSELBLADが欲しかったのだが高価過ぎて買えなかったので、シンプルデザインが似ていなくもないので、購入した。NIKON Fは、勤務先の設計事務所が火事になって、所有していたPENTAX SPが焼失し、その代替品としてもらったのである。
 M氏はデジタル時代になって困った。買いたい気にさせる美しいカメラがない。必要に迫られて、1台だけ買ったのが2003年発売のCONTAX TVS DIGITALであった。かなり使って、次に買ったのがOLYMPUS PEN E-P1。この10年間で、デジカメはこの2台しか買っていない。M氏の本棚には、このKOWA SIX、NIKON F、CONTAX TVS DIGITAL、PEN E‐P1の4台が大切に保管されている。私も、この4台のデザインはいいと思う。
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 10年、20年、あるいは50年経って、デジカメは愛玩あるいは蒐集の対象になるだろうか。可能性はかなり低いように思える。
 カメラより、デジタル化が10年以上前に始まったオーディオ機器では、古いアナログ機器は蒐集の対象になっても、CDプレーヤーなどは、実用用途での需要はあっても、趣味の対象にはなっていないように見える。 
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 KONICA Revio KD-510Zをカッコ良く撮ってやろうと、何枚か撮ってみた。
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by withbillevans | 2013-02-25 21:04 | 写真機

RICOHFLEX 新品入手

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 2週間前、鎌倉文学館で、ピカピカのRICOHFLEX を首から掛け、実際に使っている方を見かけ、話を聞いた。(詳細は2月17日up分で)
 家に帰ったら、あのピカピカのRICOHFLEX が、頭から離れなくなった。オークションで探したら、「あった」。
 しかも、〝デッドストック品〟と書いてある。つまり、1回も使われないまま、50数年間眠っていたカメラ、ということになる。50年間、私を待っていてくれたのだね、すぐ迎えに行くからね。私はねじり鉢巻を締めて、その日を待った。
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 競合する入札者は1人だけで、あっさりと落札できた。そして、今、私の目の前にいる。RICOHFLEX は長期間、改良されながら売られていた。目の前にあるのは「MODEL ⅦS」と記してある。RICOHのホームページで調べたら、なんと「シリーズの頂点」と書いてあった。
 発売は1955年1月。私は7歳になったばかり、小学校1年生であった。「そうか、オマエは、私が村の小学校に入学して神童暴れん坊と言われていたころに作られたのか!」
 私は不覚にも涙ぐんだ。不思議な縁に感動したからではない。このカメラを作った人、買った人、撮ってもらった人、そして当時の日本が、こんなに貧しかったのか!と思ったからである。そして、当時の日本人が、何もない中で、一生懸命に工夫して作ったことに対して、感動したのである。
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 RICOHFLEX を今から見ると、ブリキのおもちゃ、と言っても、そう外れてはいない。しかし、使用素材を減らし、構造を合理的にし、製造・保守を簡単にした結果、こういうものになったのだ。1つだけ例を挙げると、前から見ると、底に2本の脚が見える。ROLLEIFLEXも同じだ。ところがこの脚にはマイナスのねじが切ってある。レンズを取り付けた前板をボディーに固定するねじを兼ねているのである。
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 さて、入手した個体である。確かに使った形跡がないものだった。元箱はもちろん、ケース、ご愛用者控え(?)みたいな文書まで付いていた。乾燥剤、リコーの名前入りビニール袋も。オークションの説明文に「シャッターは切れます」とあった。その通りであった。だが、ピント合わせをするためのレンズ外周の歯車が動かない。多分、50年間も使わなかったので、潤滑油が固化してしまったのだろう。
 まあ、いいか。
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 ピントグラスに、庭の景色が映った。レンズは、1.5mくらいのところで固まっているようだ。それにしても、画面が暗い。ボーッとした画面を見ながら思った。無限遠にピントをあわせることはできないが、遠くの時代を覗いている気分は味わえる。 
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 いつか動くようにしよう。
(最後の1枚はSIGMA30mmF2.8 EX DN)
by withbillevans | 2013-02-24 18:00 | 写真機

松屋銀座「第35回世界の中古カメラ市」(4)  NHKドラマ「お買い物」

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 めったにテレビを見ないのだが、偶然見て、結局最後まで座を離れることなく見てしまったテレビドラマ。数年前、NHKが放送した「お買い物」という1時間ちょっとの番組であった。
 福島の田舎に住む老夫婦(夫は70代後半か80歳くらい)が、東京のカメラ市に中古カメラを買いに出てくる話であった。概要は、今でもNHKのサイトで調べられるので、見てください。東京の中古カメラ店から、カメラ市の案内ハガキが届くところから、物語は始まる。
 久米明が演じるおじいちゃんのボケぶりというかトボケぶりというか、のんびりした雰囲気が最高だった。渡辺美佐子のおばあちゃんも、色っぽくて可愛かった。

 なんで、このドラマを思い出したかというと、松屋銀座「世界の中古カメラ市」の初日に、会場に行ったとき、70代半ばと思われる老夫婦が、店員に盛んに話しかけていて、その店員との掛け合いが面白かったので、帰宅の電車の中で、そのシーンを再現していると、「どこかで見たシーンだな」と思い出し、やがて久米明ののんびりした顔が目の前に現れてきたのである。
 ドラマの中で、おじいちゃんが買ったのはCONTAX Ⅱaだった。そして、ドラマではいろいろあって、エンディングは、おじいちゃんが亡くなった後の設定で、もちろんそのカメラで撮った写真が出てくる。その写真が素晴らしい。「おじいちゃん、やったね!」と言ってしまった。
  
 毎年、東京・五反田の藤澤商会さんから、松屋銀座「世界の中古カメラ市」の案内はがきを送っていただいている。上の写真は、今年のはがきと購入カメラを記念撮影したものである。

 さて、私が80歳になるのは15年後である。松屋銀座「世界の中古カメラ市」は今年が第35回。そのとき、カメラを買いに行くとすると、第50回の記念開催になりそうだ。その日、私は何を買うだろうか。
 フィルムカメラは、(老人にとっては)扱うのが難しそうだ。デジタルカメラは、古いもので買いたいものなどあるだろうか。
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 デジタルになってから、カメラが陳腐化するのが速い。私は、新型にする際は、古いのは手早く売ってしまうか、人にあげてしまう。実は、使わなくなっても、手元に残してあるカメラが1台だけある。
 KONICA Revio KD-510Z。やはりKONICA製である。10年近く前、8万円台で新品を購入した。私が買ったデジカメの中では、高いほうである。コンパクト型ではダントツに高い。
 このカメラが残っているのは、デザインが好きだから。作りもかなりいい。ステンレスのボディーに、4個の小さい金属製の突起が付いていて、これが気に入っているのである。この突起は、デザイン上のアクセントであるが、レンズ前面のスライドカバーを開けるとき、ここに爪を引っ掛けて操作するのだ。鉄人28号の体にあるリベットのように力強い印象を与える。

 現在売られているデジカメで、15年後に欲しいと思うものは、多分ないような気がする。中古カメラ趣味は、どうなっていくのだろうか。
 私個人としては、今持っている中古カメラ、レンズを大事にしたい。これで、あと15年くらいは、楽しく遊べる。新型は、ボディーのみときどき買って、古いレンズを楽しみたい。昔は「交換レンズ」だったが、今は「交換ボディー」の時代である。
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 「買いたいもの」がない老後とは、なんと寂しいことだろう。考えて見ると、若いころはお金がなかった。子育ての時代も、お金はすべて子供のために使った。「あのね、買い物はね、欲しいものを買ってはいけないよ。必要なものを買うんだよ」という、つましい生活を数十年送ってきた。ようやく、「必要なもの」でなく「欲しいもの」を買っても、誰にも文句を言われない境遇になったのに。そのときに「買いたいもの」がなくなってしまうとは・・・。

 テレビドラマ「お買い物」の話に戻るが、久米明おじいちゃんにとって、あれが最後のお買い物だったのだ。民放テレビで、子供が初めて1人で買い物に出かけるという、素人参加番組があった。確かタイトルは「初めてのお買い物」みたいな。ようやく歩けるようになって、そして初めての社会体験。前途洋洋の未来を連想させる、身近な幸せの物語である。
 それに比べると、最後のお買い物って、やっぱり切ないですね。久米明おじいちゃんは、CONTAXに8万円くらい使っちゃったので、旅費が足りなくなった。彼にしてみればかなりの高額出費。
 普段、私が買うのは、1万円程度のものが多い。高額な「最後のお買い物」をするとしたら、何にしようかな。LEICA M(最新のフルサイズデジタル)かな。いや、それだけ払うなら、近く出るであろうミラーレスフルサイズ機にして、旧型のLEICA Rレンズを何本か〝まとめ買い〟するほうがいいな。
 すごい金持ちになった気分がする。でも、可能性が高いのは、OLYMPUSのPENシリーズかSONYのNEXシリーズの安くなった型落ち品を、2年ごとくらいに安く買い替え、結果的にどれかが「最後のお買い物」になってしまった、というパターンだろう。

 
by withbillevans | 2013-02-23 18:00 | 写真機

松屋銀座「第35回世界の中古カメラ市」(3)  買ってきました KONICA Ⅰ型

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 松屋銀座で開かれている「世界の中古カメラ市」の初日、「欲しいものリスト」最上位のminolta SRT101を入手できて、もう帰ろっという気になった。
 会場の出入口に戻り、賑わう会場の全景スナップを撮って振り向いたら、小さなコーナーがあった。時代の節目に登場したカメラを飾った特設コーナーであった。出展した店から数個ずつ集めて展示しているようだった。品物には値札が付いており、売り物でもあった。
 ウィンドウの一番後ろに、隠れるように置かれている地味なカメラが目に入った。KONICA Ⅰ型。4200円。「え、さっきの店では8000円台の値が付いていたぞ」と思い、見せてもらった。
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 結構、きれいだった。操作してみると、全部動く。ファインダーの二重像もバッチリ合うようだった。もちろん、買った。
 買うことを告げてから、さらに触っていると、レンズがグラッと動き、抜けそうになった。子供時代を覚えているだろうか。乳歯がグラグラしてきて、舌で動かしていると、ポロッと抜けるが、その寸前の感覚。焦ってしまった。
 迂闊だった。このカメラが、沈胴式レンズであることを忘れていた(ホントは知らなかった)。レンズを引き出してみると、カッチリと収まった。姿を現した筒はピカピカだった。嬉しかった。
 レシートを見ると、三共カメラと書いてある。あれっ。私が定期巡回している、銀座のいくつかの店の1つではないか。これ置いてあったかな、と思った。中古カメラ市のために、仕入れてきたものかもしれない。
 この日は、いいものを入手できた。余計なものは買わずに済んだ。実に充実した1日だった。
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 帰宅して、KONICAのⅡ型、Ⅲ型と並べてみた。KONICA3兄弟である。昭和20~30年代の、日本経済復興の足跡が、カメラの素材、造りにはっきりと現れていた。
 私は5人兄弟である。昭和20年8月をはさんで、その前に3人、その後に私と弟が生まれた。私たち兄弟とKONICA3兄弟は、同じ時代を生きてきた。

(KONICA Ⅱ型に関しては、2012年11月12日、同14日、12月8日upの記事で、詳述しています)
by withbillevans | 2013-02-22 18:00 | 写真機

松屋銀座「第35回世界の中古カメラ市」(2)  買ってきました minolta SRT101

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 松屋銀座「世界の中古カメラ市」の初日に行ってきた。買ったのはこれである。minolta SRT101。標準レンズMC ROKKOR-PF50mmF1.7付き。ボディーとレンズの時代が合っているかはまだ分からない。
 機構はすべて健全。ボディーもきれい。レンズはまあまあだった。お店の人がしっかりと点検してくれたので、1万2600円はリーズナブルな価格だった。
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 minolta SRT101は、当時(1970年代初め~半ば)使ったことがなかった。今回、しげしげと眺めてみた。また、シャッターの感触を楽しんだ。いい感じだった。
 デザインの特徴は、巻き上げレバーとシャッターボタンが同軸になっていることだ。カメラを写真に撮っていて気づいたのだが、シャッタースピードダイヤルが、デザイン上のチャームポイントだった。
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 カメラ市に行く前の「欲しいものリスト」では、この機種が最上位だったので、入手できて満足であった。この半年ほど、中古店でも注意してみていたのだが、程度のいいのはなかった。
 このカメラを使った人は、徹底的に使ったのだろうか。minoltaファンは、堅実な人が多かったのだろうか。
 私のminolta一眼レフ経験は、MFでは、短期間、XE-bを持っていた。AFでは、一時期α8700iが主力機であった。フィルム巻上げの感触が、OLYMPUS、CANON、NIKON、PENTAX(悪い順)のいずれより良かった。滑らかであった。それもあって、操作していて優しさを感じるカメラたちであった。
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 1970年代初頭の、一眼レフ中堅機の三羽烏が揃った。並べてみたら、意外なことにminolta SRT101が最も小ぶりに見えた。
 みんな、ズシリと重い。
(続く) 
by withbillevans | 2013-02-21 18:00 | 写真機

松屋銀座「第35回世界の中古カメラ市」(1) 行ってきました 

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 待ちに待った「世界の中古カメラ市」が、本日午前10時、東京の松屋銀座で始まった。私は現認したことはないが、松屋銀座の前には、暗いうちから行列ができ、店の扉が開くと、会場の8階まで直行するエレベーターに向かって、猛烈なダッシュ(駆け足の競争)が繰り広げられるそうだ。
 もちろん、掘り出し物を入手するためである。中古品は、世界に1個しかないのだ。中古カメラ趣味の人には高齢者が多いので、大事に備えてお医者さんが待機しているそうだ、なんてことはないか。
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 私も、初日に行ってみた。すごい人だった。人ごみをかき分けて、会場を一回りするのに1時間以上かかった。あれも欲しい、これも欲しい、と回っているうちに、だんだん興奮してきた。でも、2巡し終わったころには、落ち着いてきた。落ち着いてみると、チェックした商品の〝買わない理由〟が次々と頭に浮かんできた。
 冷静になって、「さて、今日は何を買いたかったんだっけ」と、昨日考えた「欲しいものリスト」を思い出した。
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 そして、ムサシというお店で、ある品物を買った。まず、記念撮影をと思ったが、すでに買ったものはプチプチの中であった。
 私は、購入商品のほか、名玉M50mmF1.7が着いたPENTAX MX 1万5750円も気になった。だが、同じ店で2台一緒に買うと、必ず後で「2台目は余計な買い物だったな」と後悔することを思い出し、「MXは最近急に値下がりし始めたところだから、来年にしよう」と、説得力のある〝買わない理由〟を見つけて踏みとどまった。冷静な自分に満足した。
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 ムサシの店では、この方に対応していただいた。私が買おうとしたカメラが故障していないか、一生懸命になって確認してくれた。いい人である。
 別の店で、PENTAX SPFを見せてもらったら、その店の人は「露出計が壊れているかどうか分かんない。電池がないから確かめようがないよ」と言った。いくら1万円以下の商品でも、その言い方はないだろう、と思った。カメラに愛情を持てよ、自分の商売に誇りを持てよ、と言いたい。なんという店なのか、看板を見ようとしたが、店の名前は掲示されてなかった。
 もう1つ別の店では、一見、地方都市から上京してきたばかりのような老夫婦が、店の人に色々話しかけていた。自分はこんなカメラを使っているとか、フィルムの入手が難しくなったとか、実はライカもあるんです、などと話していた。
 普通の人だったら「そんな話はヒマな時にしてくれ」と言いたくなるような内容だったが、店員はかなりのベテランの方で、そういう話に、ひとつひとつ「ほんとそうですね」とか「あれは素晴らしいですね」などと、フレンドリーに対応していた。
 そして、地方都市の老紳士が「Elmaritの28mmが、最近ちょっと調子悪くて…」と言ったら、ベテラン店員はすかさず、「お客様、今日、素晴らしく調子が良くてきれいなのが1本入っています」と言って、奥から持ってきた。私は、「数分後には2人とも幸せになれそうだ」と思いながら、その場を離れた。
(続く)
by withbillevans | 2013-02-20 20:00 | 写真機

お・ひ・さ・し・ぶ・り~ぃね  SIGMA30mmF2.8 EX DN 

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 久しぶりのSIGMA30mmF2.8 EX DNの登場である。昨年の早春、発売と同時に、というよりも、発表時に予約して購入した。大変気に入って使っていたが、ある時、人に譲ってしまった。今回、生産終了となり、在庫一掃セールのような価格になっているので、再購入した。
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 再購入の理由はいくつかある。仕事で、人物の上半身を撮ることが多く、OLYMPUS45mmF1.8を使っていたが、換算90mmは長すぎた。NEXに旧型50mmレンズを着けて、つまり換算75mmで撮るのが一番しっくりするのだが、やはりAFも必要なので、換算60mm のこのレンズを1本手元に置いておけば、便利だと思った。つまり、仕事だから手際よく、正面から向き合って人物を撮るためのレンズとして使うつもりである。
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 SIGMAは、光学系はそのままにして、デザインを高級風にしてモデルチェンジすると発表しているが、こちらの旧型デザインのほうがいいと思った。価格も安いし。
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(撮影場所はいずれも日比谷公園)

 19mmと30mmのこのシリーズ、あまり売れなかったようだ。だから1年でモデルチェンジするのだろうが、そのモデルチェンジの方向も、多分成功はしないと思う。個人的な意見だが、OLYMPUS45mmF1.8のように、鏡筒を細くするだけで、売れると思う。
 MICRO4/3にしろNEXにしろ、ボディーはどんどん小さくなっていくだろう。この太さでは、まったく似合わない。明るさがF1.4 とかの大口径レンズならともかく、F2.8の明るさで、この太さはないと思う。新型も同じくらい太いようだ。
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 この19mmと30mmを普段使いのレンズとして愛用している。ズームがあまり好きでないので、MICRO4/3の小さなボディー2台に着けっぱなしにして、通勤時も、休日の外出時もバッグに入れている。人物を撮る予定の時は30mmのほうを持っていくが、どちらかと言えば、19mmの使用頻度のほうが高い。2台同時ということはない。
 休日に出かける時は、19mmを着けた1台と、NEX-5に旧型50mmレンズを着けたのとを持ちだすのが、最近の定番である。
 30mmの出番は、あと、孫に会う時かな。このレンズは、ピントも悪くはないが、輪郭がカリカリに強調されることがなく、柔らかく写るのがいい。
 猫と孫は、動きまわるので、AFのほうが楽だ。


(以下追記)
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 夕方、銀座の中古カメラ店に行った。うち1軒は閉まっていた。「また、廃業かな」とドキッとしたが、貼り紙を見て安心した。「明日(水)は松屋初日のため、開店時間が遅れます」とあった。〝松屋〟というのは、銀座の松屋百貨店で、毎年この季節に開かれる、日本最大級の中古カメラ市である「世界の中古カメラ市」のことである。
 行かなくっちゃ!
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 改装中の歌舞伎座がライトアップされていた。お披露目まであと42日だそうだ。
 道路の反対側から撮ったが、換算60mmだと、このくらいしか、入らない。
(機材撮影はYASHICA ML50mmF1.4)
by withbillevans | 2013-02-19 18:00 | 散歩