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タグ:OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mmF3.5 ( 19 ) タグの人気記事

雪の後、梅一枝

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 朝方、花瓶に入れた梅の枝。午後になったら、花が開き、部屋中に、香りが満ちた。なんていい、においだろう。
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 大雪から2日目の、2月11日(祝日)。千葉はまた雪になった。合わせて30cm以上積もったのではないか。こんなに積もったのは生涯で3回目くらいか。
 タノカンサーが雪に埋もれていたので、笑ってしまった。だが、その上の梅の枝が折れて、タノカンサーに覆いかぶさっていた。咲き始めたばかりなのにー。
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 とりあえず、折れた枝をノコギリで切り落とし、甕に入れた。
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 枝を3つに分けて切り、花瓶に挿した。その際、枝がぶつかると、真ん丸いつぼみが落ちて、コロコロ転がった。もったいなかった。
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 前日、枝の雪をはらったのに、また、こんなに積もった。
 ここは千葉県市原市、首都圏 関東地方南部なのに
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 午後、タノカンサーの顔が見えてきた。一昨日以前と同じ顔であった。
by withbillevans | 2014-02-11 14:47 |

LUMIX GMについて

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 秋の新作カメラでは、SONYのα7ばかり注目していたが、個人的には同機の購入は不発に終わった。そこで、改めて他の新作カメラに目が向いた。
 私の中でジワーと盛り上がってきたのが、PANASONICのLUMIX GMである。調べてみると、盛り上がっているのは、私だけではないようだ。かなり、評判がいいのである。
 これを、買うかもしれない。
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 買うかも! と思った第1の理由は、カタログが素晴らしかったことだ。
 仕事の帰り道に、ビックカメラ有楽町店を通り抜ける。この機種が発表されると、速報版のようなA4一枚のお知らせが、店に置いてあった。以後、発売が近づくにつれカタログは充実した。計4種類ほど、集めた。
 今週になって入手したのが、上の写真が表紙のカタログ。これがよかった。プロ写真家たちの作品集の形をとっている。このカメラなら、腕がよければ、これだけの写真が撮れますというオーラが出まくっている。
 カタログはこうでなければならない。夢を持たせてほしい。
 表紙の女性だが、綾瀬はるかに似ているが、もっと表情に憂いがあって、もっと美人だと思った。自分もこのカメラを買えば、こんな写真が撮れるのか、と頭の中の電灯が灯ったのである。
 ビックカメラの売り場にいた、PANA担当員に聞いたら、このカタログはあっという間になくなり、現在増刷中だとか。それから、表紙の人は綾瀬はるかさん本人だった。
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 買うかも!と思った第2の理由は、持った感じだった。小ささゆえの持ちにくさはない。なかなかいい。SONYのα7が購入に至らなかったのは、手に持った感触が自分に合わなかったことが大きいので、これは重要なことなのである。
 沈胴式レンズを引き出す感触も悪くない。本当はぬめり感があるといいのだが、21世紀のカメラにそこまで求めるのは無理だろう。
 PANA担当者に教えてもらった特徴の中では、シャッターのタイムラグの短さが、個人的にはかなりうれしい点だ。
 デザインも悪くない。むしろ、現行機のなかでは最も好みに合っている1台である。質感も悪くない。標準ズームの描写も評価が高いようだ。
 
 逆に気になる点は何だろうか。小型化のためにいくつかの新機構を採用したようだが、耐久性はどうか。これは使ってみないと分からない。
by withbillevans | 2013-11-29 23:00 | 写真機

この1週間のできごと

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 手帳を2つ使っている。1つは仕事用。1週間単位で仕事の予定が書き込んである。もう1つは、落書き帳というのが、多分一番ふさわしい。これは、その落書き帳である。各ページには薄い色で小さな方眼が印刷してあるが、ただの白い紙のようにも見える。正確に言うと、手帳ではなく、小型ノートである。
 デンマーク製で文庫本を少し小さくした版型。銀座の伊東屋で確か630円だった。この手帳がすこぶる品質がいい。ビニール表紙が柔らかくて手になじみ、製本がきちんとしていて、長期に使っても形が崩れない。もちろん文字を書きやすい。

 
 それで、何を書き込んでいるかというと、落書きなのである。多いのは、次の週末に持ち出すカメラとレンズの組み合わせ候補。新聞の書評欄に出ていた面白そうな本の題名。気に入った和歌と作者、などである。いつ書き込むか。仕事を終えて帰る電車の中などである。
 手帳を購入したのは、このブログを始めたときだから、1年7カ月前だ。最初のページにはブログのタイトルを何にするか、候補がいくつか書き込んである。「読み、書き、散歩、ときどき 写真」とある。

  
 先週半ば、その手帳がついに最終ページになった。最後のページには和歌が書いてある。カバンの中に入れている文庫本、塚本邦雄著『王朝百首』で知った歌。作者は藤原隆祐。

 かぎりある秋の夜の間も明けやらずなほ霧ふかき窓のともしび

 なぜ、この歌を書きとめたのだろうか。「疲労感」でも「徒労感」でもなく、そう「初老感」をなんとなく感じたからである。65歳の自分に合っていると思った。

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 週の半ばに、I君が亡くなり、土曜日に通夜があった。30年間働いた前の勤務先の1年後輩である。一生、勉強が好きな人であった。
 高校時代の同級生という友人が弔辞を読んだ。2人は東北地方の名門高校で化学部に所属し、活動成果が認められ、NHKテレビで紹介されることになった。仙台に向けて列車で出発する彼らを、校歌と校旗で学校全体で見送ったそうだ。

 I君は、社会人になっても、よく本を読み、よく勉強し、よく仕事をした。I君との思い出はいっぱいある。彼が2年間大阪勤務になったとき、2度会いに行った。最初は京都で待ち合わせ、哲学の道を散策し、その後で私が京都のJAZZ喫茶を数軒案内した。2回目は梅田駅近くの北新地の狭い飲み屋街を、彼の案内で歩いた。山の中の生まれで朴とつな男だと思っていた彼が、関西風の軽やかさを身に着けていたのに驚いた。彼は酒が好きだった。

 少し早すぎた旅立ち、病気との闘いの日々。そういうことを思っていたら、藤原隆祐の歌は、I君の心情ではなかったのかと思えた。

 日曜の朝、5時前に目が覚めた。窓を開けると、近所のお宅の窓のあかりが見えた。秋の明け方のあかりの点いた部屋では、きっと誰かが本を読んでいるに違いない。
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 1週間前、我が家の庭に大きな木が運ばれてきた。知り合いの植木屋Oさん親子と私の3人で、クレーン車を使って、3時間かけてなんとか植えつけた。あと1mクレーンが届かなかったので、人力で引っ張ったが、根鉢の直径が1.5mもある大きな木なのでビクともしない。大変苦労した。一時はあきらめかけたほどだ。見かねた近所のご主人も手伝ってくれた。彼がいなければ、無理だった。
 この木を搬入するスペースを確保するために、何本かの木を植え替えたり、高さを半分に切り詰めたりした。いくつかの花を踏みつけることになった。
 嵐のような作業から踏みつけられず生き残った花が、雨模様の日曜の夕方の一瞬の晴れ間に輝いた。
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 週明けから、落書き手帳は2冊目になる。
 手帳の撮影はOM ZUIKO AUTO-MACRO 50mmF3.5。明け方の窓はMINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7。ノコンギクはSONY E16mmF2.8+ECU1。
by withbillevans | 2013-11-10 23:08 |

田の神様(タノカンサー)来たる

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 タノカンサーは、旧島津藩領であった鹿児島県と宮崎県の一部で見られる石像である。道端や田んぼの畦道に祀られている。形態はさまざまで、神様、人間、神官などを模していて、多くはしゃもじを持っているそうだ。いっぱい作物が実って、いっぱい食べられて、いっぱい子供が生まれて欲しい、という願いを込めて作られたのであろう。

 オークションで、九州の骨董店から購入した。実際に祀られていたものではなく、新たに作ったものであろう。私の願いは、庭にたくさん花が咲きますように、というものである。
 撮影レンズは、上から、OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mmF3.5、XR RIKENON 50mmF2.0、MINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7の順。絞りはそれぞれ違う。ZUIKOはF3.5、RIKENONはF4.0、ROKKORはF2.0である。
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 朝から、雨が止まない。傘をさして庭に出ると、まだ、蚊がたくさんいて、襲ってくる。ピントをゆっくり合わせているひまもなかった。
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 まだ、タノカンサーを据える場所が決まらない。居場所が決まったら、回りに彼岸花の球根をいっぱい植えることにしよう。
by withbillevans | 2013-10-05 18:00 |

コガネムシ大発生

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 ムクゲの花が咲き始めたころ、この虫がたくさんいることに気づいた。体中、花粉だらけになって密を吸っているのが可愛く思った。ところが、花粉を吸うだけでなく、花をムシャムシャ食い始めた。葉っぱをバリバリ食い始めた。とんでもないやつだということが分かった。
 ネットで調べると、コガネムシはガーデニングの天敵みたいなものだと書いてある。今まで、庭に来なかったのが不思議なくらいだ。
 農薬散布は避けたい。フェロモンで誘引して捕まえる器具が5000円台で売られている。コガネムシは何種類もいて、フェロモンはそれに合わせて揃える必要がある。面倒だ。
 今は、原始的な方法に頼っている。木をゆすったり、竹箒で葉っぱをたたく。こいつが、地面に落ちる。それを捕まえる、という方法だ。
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 イヌマキの生垣がひどい被害。木をゆすると、ポトポト落ちる。腹を上に向けて落ちたが、飛び跳ねるようにして体勢を戻した。写真に撮っていたら、すごい勢いで逃げ出して、落ち葉の下に姿を消した。探しても見つからない。地中に忍ぶ地底人を、われわれ地上人が探しても見つけるのは難しいのと同じだ。
 コガネムシ退治をしていたら、隣家のご主人がやってきた。「ウチにはいませんよ。土がいいからいるんじゃないですか」と言う。そう言えば、庭全体にいるのではなく、枯葉や雑草を積み上げて、堆肥にしているところの周辺だけにいる。そこから発生したようだ。
 被害を受けたのは、イヌマキ、ヤマブキ、ムクゲ。サンシュユ、ウツギ、サザンカなどは食われてない。また、幼虫は、地中の木の根を食うとネットに書いてあった。困ったものである。

 例年、この季節は、キキョウにつくクロウリハムシに悩まされる。クロウリハムシの駆除については、すでに私は、ノーベル賞ものの革新的技術を確立している。被害にお悩みの方は、以下をご覧ください。

http://yomikakiph.exblog.jp/18812386/

 今年はどういうわけか、クロウリハムシはまだ姿を現さない。そのかわりに、コガネムシが大量発生した。コガネムシの駆除方法を考えるのが今年の課題かも。
by withbillevans | 2013-08-03 16:00 |

黄金時代の国産MFレンズ比較

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 1960~70年代の国産一眼レフ用レンズは、質量とも充実していた。80年代後半になると、質が落ちてきたように思う。
 朝、金曜から始まった佐原の夏祭りを見に行こうか、迷っていた。うろうろしていたら、玄関脇のナスタチウムがいい感じに疲れていたので、パシャッ。その後、魔がさして、レンズ比較をやってしまった。
 比較的新しく入手したMINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7をひいきしたのだが、結果は、それほどの差がなかった。絞りをF5.6まで絞ったのがいけなかった。みんな同じように見えてきた。
 何を基準に、いい悪いを判断するかも分からない。パッと見たときの感じでいいのだろう。でも、パッとみて感じるものが、分かっている人と、そうでない人では違うのだろう。MINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7で撮った写真は、パッと見ても、じっくり見ても、かなりいいように感じた。
 上はMINOLTA MC ROKKOR-PF 50mmF1.7である。  
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 上はYASHICA ML50mmF1.4である。
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 上はCanon NewFD50mmF1.4である。
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 上はXR RIKENON 50mmF2.0である。
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 上はOM ZUIKO AUTO-MACRO 50mmF3.5である。
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 上はKONICA HEXANON AR40mmF1.8である。
by withbillevans | 2013-07-13 09:32 | 写真機

デジカメにビンテージは存在するかKONICA Revio KD-510Z

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 ひょんなことから、引き出しに入れっぱなしにしていたKONICA Revio KD-510Zを引っ張り出し、手にとって眺めた。うーん、格好いいカメラだ。でも、10年近く前に入手したものなので、実際に使うことはない。このカメラは、飽きっぽい自分にしては珍しく、4~5年も使った。
 
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 私の好きなカメラメーカーであるKONICAが全力投入して作ったと聞いたので、買った。かなり高かった。写りは非常に鮮明だった。今考えると、ちょっと輪郭強調が強すぎた絵であった。
 全身金属の剛質感も気に入った。シャッターを切ると、レンズ下の3cmくらいあるラインが左から右にチャッチャッチャッと移動しながら青く点滅するのも良かった。レンズカバーに付いた小さな4つの金属製突起など最高だった。
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 カメラのキタムラなどが、「どんなカメラでも2000円で下取り」などと宣伝したとき、このカメラを持っていこうと思ったこともあるが、そんなことをしなくて、本当に良かった。私の頭の中では、KONICA Revio KD-510Zはすでに、ビンテージになっている。誰にもやらないよーだ。
 歴代のKONICAカメラの中で最も美しいと思っているKONICA Ⅱ型と並べてみた。曲線をデザインに取り入れるのは難しいだろうが、大胆にやっている。
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 私の先輩にして友人の建築家M氏は、「美」を基準にして生活している。自宅の設計はもちろん、家具、什器すべて、「美」を基準にして選んでいる。カメラもそうだ。
 彼は、学生時代に入手したKOWA SIXとNIKON Fの2台を30年くらい使った。KOWA SIXは、本当はHASSELBLADが欲しかったのだが高価過ぎて買えなかったので、シンプルデザインが似ていなくもないので、購入した。NIKON Fは、勤務先の設計事務所が火事になって、所有していたPENTAX SPが焼失し、その代替品としてもらったのである。
 M氏はデジタル時代になって困った。買いたい気にさせる美しいカメラがない。必要に迫られて、1台だけ買ったのが2003年発売のCONTAX TVS DIGITALであった。かなり使って、次に買ったのがOLYMPUS PEN E-P1。この10年間で、デジカメはこの2台しか買っていない。M氏の本棚には、このKOWA SIX、NIKON F、CONTAX TVS DIGITAL、PEN E‐P1の4台が大切に保管されている。私も、この4台のデザインはいいと思う。
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 10年、20年、あるいは50年経って、デジカメは愛玩あるいは蒐集の対象になるだろうか。可能性はかなり低いように思える。
 カメラより、デジタル化が10年以上前に始まったオーディオ機器では、古いアナログ機器は蒐集の対象になっても、CDプレーヤーなどは、実用用途での需要はあっても、趣味の対象にはなっていないように見える。 
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 KONICA Revio KD-510Zをカッコ良く撮ってやろうと、何枚か撮ってみた。
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by withbillevans | 2013-02-25 21:04 | 写真機

RICOHFLEX 新品入手

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 2週間前、鎌倉文学館で、ピカピカのRICOHFLEX を首から掛け、実際に使っている方を見かけ、話を聞いた。(詳細は2月17日up分で)
 家に帰ったら、あのピカピカのRICOHFLEX が、頭から離れなくなった。オークションで探したら、「あった」。
 しかも、〝デッドストック品〟と書いてある。つまり、1回も使われないまま、50数年間眠っていたカメラ、ということになる。50年間、私を待っていてくれたのだね、すぐ迎えに行くからね。私はねじり鉢巻を締めて、その日を待った。
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 競合する入札者は1人だけで、あっさりと落札できた。そして、今、私の目の前にいる。RICOHFLEX は長期間、改良されながら売られていた。目の前にあるのは「MODEL ⅦS」と記してある。RICOHのホームページで調べたら、なんと「シリーズの頂点」と書いてあった。
 発売は1955年1月。私は7歳になったばかり、小学校1年生であった。「そうか、オマエは、私が村の小学校に入学して神童暴れん坊と言われていたころに作られたのか!」
 私は不覚にも涙ぐんだ。不思議な縁に感動したからではない。このカメラを作った人、買った人、撮ってもらった人、そして当時の日本が、こんなに貧しかったのか!と思ったからである。そして、当時の日本人が、何もない中で、一生懸命に工夫して作ったことに対して、感動したのである。
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 RICOHFLEX を今から見ると、ブリキのおもちゃ、と言っても、そう外れてはいない。しかし、使用素材を減らし、構造を合理的にし、製造・保守を簡単にした結果、こういうものになったのだ。1つだけ例を挙げると、前から見ると、底に2本の脚が見える。ROLLEIFLEXも同じだ。ところがこの脚にはマイナスのねじが切ってある。レンズを取り付けた前板をボディーに固定するねじを兼ねているのである。
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 さて、入手した個体である。確かに使った形跡がないものだった。元箱はもちろん、ケース、ご愛用者控え(?)みたいな文書まで付いていた。乾燥剤、リコーの名前入りビニール袋も。オークションの説明文に「シャッターは切れます」とあった。その通りであった。だが、ピント合わせをするためのレンズ外周の歯車が動かない。多分、50年間も使わなかったので、潤滑油が固化してしまったのだろう。
 まあ、いいか。
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 ピントグラスに、庭の景色が映った。レンズは、1.5mくらいのところで固まっているようだ。それにしても、画面が暗い。ボーッとした画面を見ながら思った。無限遠にピントをあわせることはできないが、遠くの時代を覗いている気分は味わえる。 
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 いつか動くようにしよう。
(最後の1枚はSIGMA30mmF2.8 EX DN)
by withbillevans | 2013-02-24 18:00 | 写真機

松屋銀座「第35回世界の中古カメラ市」(4)  NHKドラマ「お買い物」

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 めったにテレビを見ないのだが、偶然見て、結局最後まで座を離れることなく見てしまったテレビドラマ。数年前、NHKが放送した「お買い物」という1時間ちょっとの番組であった。
 福島の田舎に住む老夫婦(夫は70代後半か80歳くらい)が、東京のカメラ市に中古カメラを買いに出てくる話であった。概要は、今でもNHKのサイトで調べられるので、見てください。東京の中古カメラ店から、カメラ市の案内ハガキが届くところから、物語は始まる。
 久米明が演じるおじいちゃんのボケぶりというかトボケぶりというか、のんびりした雰囲気が最高だった。渡辺美佐子のおばあちゃんも、色っぽくて可愛かった。

 なんで、このドラマを思い出したかというと、松屋銀座「世界の中古カメラ市」の初日に、会場に行ったとき、70代半ばと思われる老夫婦が、店員に盛んに話しかけていて、その店員との掛け合いが面白かったので、帰宅の電車の中で、そのシーンを再現していると、「どこかで見たシーンだな」と思い出し、やがて久米明ののんびりした顔が目の前に現れてきたのである。
 ドラマの中で、おじいちゃんが買ったのはCONTAX Ⅱaだった。そして、ドラマではいろいろあって、エンディングは、おじいちゃんが亡くなった後の設定で、もちろんそのカメラで撮った写真が出てくる。その写真が素晴らしい。「おじいちゃん、やったね!」と言ってしまった。
  
 毎年、東京・五反田の藤澤商会さんから、松屋銀座「世界の中古カメラ市」の案内はがきを送っていただいている。上の写真は、今年のはがきと購入カメラを記念撮影したものである。

 さて、私が80歳になるのは15年後である。松屋銀座「世界の中古カメラ市」は今年が第35回。そのとき、カメラを買いに行くとすると、第50回の記念開催になりそうだ。その日、私は何を買うだろうか。
 フィルムカメラは、(老人にとっては)扱うのが難しそうだ。デジタルカメラは、古いもので買いたいものなどあるだろうか。
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 デジタルになってから、カメラが陳腐化するのが速い。私は、新型にする際は、古いのは手早く売ってしまうか、人にあげてしまう。実は、使わなくなっても、手元に残してあるカメラが1台だけある。
 KONICA Revio KD-510Z。やはりKONICA製である。10年近く前、8万円台で新品を購入した。私が買ったデジカメの中では、高いほうである。コンパクト型ではダントツに高い。
 このカメラが残っているのは、デザインが好きだから。作りもかなりいい。ステンレスのボディーに、4個の小さい金属製の突起が付いていて、これが気に入っているのである。この突起は、デザイン上のアクセントであるが、レンズ前面のスライドカバーを開けるとき、ここに爪を引っ掛けて操作するのだ。鉄人28号の体にあるリベットのように力強い印象を与える。

 現在売られているデジカメで、15年後に欲しいと思うものは、多分ないような気がする。中古カメラ趣味は、どうなっていくのだろうか。
 私個人としては、今持っている中古カメラ、レンズを大事にしたい。これで、あと15年くらいは、楽しく遊べる。新型は、ボディーのみときどき買って、古いレンズを楽しみたい。昔は「交換レンズ」だったが、今は「交換ボディー」の時代である。
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 「買いたいもの」がない老後とは、なんと寂しいことだろう。考えて見ると、若いころはお金がなかった。子育ての時代も、お金はすべて子供のために使った。「あのね、買い物はね、欲しいものを買ってはいけないよ。必要なものを買うんだよ」という、つましい生活を数十年送ってきた。ようやく、「必要なもの」でなく「欲しいもの」を買っても、誰にも文句を言われない境遇になったのに。そのときに「買いたいもの」がなくなってしまうとは・・・。

 テレビドラマ「お買い物」の話に戻るが、久米明おじいちゃんにとって、あれが最後のお買い物だったのだ。民放テレビで、子供が初めて1人で買い物に出かけるという、素人参加番組があった。確かタイトルは「初めてのお買い物」みたいな。ようやく歩けるようになって、そして初めての社会体験。前途洋洋の未来を連想させる、身近な幸せの物語である。
 それに比べると、最後のお買い物って、やっぱり切ないですね。久米明おじいちゃんは、CONTAXに8万円くらい使っちゃったので、旅費が足りなくなった。彼にしてみればかなりの高額出費。
 普段、私が買うのは、1万円程度のものが多い。高額な「最後のお買い物」をするとしたら、何にしようかな。LEICA M(最新のフルサイズデジタル)かな。いや、それだけ払うなら、近く出るであろうミラーレスフルサイズ機にして、旧型のLEICA Rレンズを何本か〝まとめ買い〟するほうがいいな。
 すごい金持ちになった気分がする。でも、可能性が高いのは、OLYMPUSのPENシリーズかSONYのNEXシリーズの安くなった型落ち品を、2年ごとくらいに安く買い替え、結果的にどれかが「最後のお買い物」になってしまった、というパターンだろう。

 
by withbillevans | 2013-02-23 18:00 | 写真機

残菊、庭にありて大晦日なり OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mmF3.5

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 大晦日まで、菊が咲き残っている。植えた菊ではない。隣家から、種が飛んできて増えたものだ。隣家では我が家と同じ菊が、もっと以前から咲いていた。隣家は園芸趣味はないので、もとは、遠くから飛んできたものだろう。
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 自分で選ぶとすれば、多分、違う色を選ぶだろうというような、どうということのない花だ。だが、居ついて数年も経つと、なじんでしまって、抜き取る気にはならない。
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 そのそばに、こちらは園芸店で買ってきて植えて、庭いっぱいに増えたノコンギクも数輪咲いている。
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 こんな冬の日まで咲いているけなげさを見ると、一声かけたくなるくらいだ。
 ハチが飛んできて、花の蜜を吸っていた。寒さで、葉は半分くらいは紅葉している。それでも、つぼみがたくさん付いていて、まだまだ成長するように見える。
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 溝口健二の『残菊物語』を見たくなった。
by withbillevans | 2012-12-31 14:00