朝の霧は天気が良くなる証拠です、とお天気おねえさんが言うとおり、都心に着いたら、青空が広がってきた。
日比谷公園で菊花大会が開かれているのは知っていたが、まだ見ていない。よし、特急で覗いてみようと思い立った。
開場は9時なのでまだ早かったが、関係者のような気持ちで入ってみた。園芸関係の催しは、だいたい高齢の方が中心なので、私なんかの年齢だと、違和感はないのでは、と勝手な解釈をして…。
会場は、高い金属のフェンスで囲まれたスペース。普段は、子供たちの遊びの広場になっている。同好家の団体がいくつかあって、各団体が出品しているようだった。
展覧会の主役は、大輪の花。3本の幹に、1輪ずつ咲かせてある。花弁が太くぽっちゃりしたのと、細い針金細工のようなのと2種類あり、色は、白、黄色、赤紫の3種であった。
もう、出品者が、花の手入れをしていた。やはり、70代くらいの男性が多かった。
女性も何人かいて、手入れをしていた。園芸好きの人口は、女性のほうが多いだろうが、このように1種類の植物を徹底的に極めるのは男性が好むやり方ではないかと思う。女性は、小ぶりな草花を集めたり、庭全体をプロデュースするようなことに熱中する例が多いように感じる。
この手入れしている女性の髪も、白菊の花のようで可愛らしかった。
以下は、会場内のスナップ。都心の秋の朝の空気感を感じていただければ幸いである。