今月、日比谷公園で開かれている菊花大会を、今度は、LEICA SUMMICRON R 50mmF2.0で撮ってみた。MFはやはり面倒だが、「撮った」という実感は、AFとは比較にならない。
撮影している私の背後で、「色んなブログで菊花大会を紹介しているが、中途半端で、しかも匿名なので、ちっともわからん」という声が聞こえた。私のことかと思い、ドキッとした。70歳くらいの男性が、奥さんと思われる女性に話していた。
ブロガーは匿名なのがけしからん、というのか、入賞者の名前がわからないので、情報として不十分なので満足できない、という意味なのか。いずれにしろ、テキトーな写真を撮って、チョコチョコと文章をつけて載っつける(私のような)ヤカラに、いい印象を持っていないようであった。
そういう素朴な批判に、私は、明確に反論することができる。しかし、本日は、そういう正しいことはせず、他の人の批判をして、矛先をそっちに向けるという、姑息な方法を選択する。
菊花大会の会場に、でっかい一眼レフにでっかいレンズを着けて、花にくっつけるようにして撮っている人がいた。今朝は、丸の内仲通りにも、カメラを持ったグループがいた。三脚を立てている人もいた。カメラマンベストを着て、何人か固まって同じ被写体にカメラを向ける。
私は、そういうのは好きでない。
なるべく、1人、せいぜい2人くらいで行動しよう。アマチュアなんだから、例えばミラーレスのような小さいカメラにしよう。人が歩いている場所では、三脚をやめよう。カメラマンベストはやめよう。
思わぬ方向に脱線したが、LEICA SUMMICRON R 50mmF2.0が、本当に好きになってしまった。