
YASHICA ML 35mmF2.8の作例として、これまで地味な色彩の写真を多くアップした。このレンズは、色を出す必要がある時は、きっちりと発色する。
M42時代のYASHICAレンズは、青が強調されているのが多かったような気がする。ML(CONTAXマウント)レンズは、互換性のあるCONTAXレンズと似た色合いだと思う。

CONTAXレンズは、数本しか持ていないが、これらで撮った写真は、共通の雰囲気がある。1枚ずつ比べたのでは分からないが、CONTAXレンズで撮った数枚の写真と、他のレンズで撮った数枚の写真を比べれば、どちらかを当てることは難しくない。

俳優や歌手を養成する学校があったとする。数十人の新入生が入ってきた。まだ、演技や技術は未熟だが、どこか、他の生徒と違う生徒が1人か2人はいる。そういう人が、スターへの階段を昇っていくのであろう。CONTAXで撮った写真は、多数の中にあっても、どこか一味違う印象を与えるように思う。
YASHICA MLレンズは、CARL ZEISSではない。でも、見てハッとする写真を撮ることができる実力は、対等だ。それを作った富岡光学の技術者は、ドイツの技術者に負けていなかったと思う。

淡い色の花も(上)、濃い色の花も(下)、きちんと描き分ける。