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勝浦ビッグひな祭り(3) 老舗旅館「松の家」 SIGMA30mmF2.8 EX DN 

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 2時間半ほど、勝浦の街を歩いた。花粉症のせいもあって、写真の成果はほとんど期待できない状況になってしまったが、この老舗旅館「松の家」さんだけは、夢中になって撮った。まず、「国の有形文化財」の建物が魅力的。玄関に飾ってあったおひな様が、江戸時代の制作ということで品があり素晴らしかった。そして、旅館のご主人はじめ、働いている人たちが、礼儀正しく親切で、いい人たちだった。
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 室内で、SIGMA30mmF2.8 EX DN を着けたE-PL3だけで撮影できるのか不安だったが、なんとかなった。近づいて、例えばおひな様を撮る場合など、ピントを合わせるのが難しかった。そういう時はやはりMFのほうが撮りやすい。でも、SIGMA30mmF2.8 EX DNのMFはやりにくいので、使わなかった。
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 玄関の土間に入ると、鈍く光る板の間が見えた。ヒノキではなく、マツ材だと思った。子供のころに見たマツの板の木目に似ている。旅館の名前が「松の家」だし。
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 玄関周りに、伝来の古いおひな様が、何セットか飾られていた。それらを見てから、店の帳場などのたたずまいが気になってきた。建物自体は、もしかしたら100年とか経ているのだろうが、雰囲気は、昭和20~30年代という感じだった。
 テレビのデザインが、懐かしい。
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 磨かれた床板や階段を踏みしめて、従業員の女性(もしかしたら奥さん)が、お茶のセットなどを持って歩いて行く。カメラの前を通る時は「スミマセン」と。いえ、こちらこそスミマセンです。
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 こういう広くない場所で、しかも、カメラ好きばかりとは限らない人たちと一緒に何か見学するとき、大型一眼レフにでっかい白いレンズを着けて、バシャバシャする人がいる。この時もいた。私は、そういうのが好きではない。はっきり言ってじゃまである。多分、カメラ好きでない人は、そう思っていると思う。
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 だから、私は小さいカメラを持ち歩いている。携帯のカメラや小さいコンパクトデジカメで撮る人と、そう変わらない姿とマナーで、というのが私の目指すスタイルである。さりげなく、チョチョッと撮るのである。
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 NHKテレビで、木村伊兵衛を紹介する番組をやっていた。彼は街を歩きながら、小さいLEICAでスナップしていく。すれ違いざま、パパッと撮るので、撮られた相手も気づかない。ベテランのスリみたいだった。実におしゃれ。ああいうのがいい。
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 この2組の内裏雛がすばらしかった。上は江戸時代、下は明治時代のもの。衣服はかなり傷んでいたが、それがまたいい。お顔が、男女とも細身である。
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 「松の家」のみなさま、いいものを見せていただき、ありがとうございました。日々、営業しながら、文化財を維持するのは、本当に大変でしょうが、ぜひがんばって、次の代に受け継いでいかれるよう、お願いします。
by withbillevans | 2013-03-05 18:00 |
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