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丸の内仲通りの「草木萌動」

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 東京大田区の街工場のベテランは、手作業で、ミクロン単位の精密機械部品を削り出すことができるという。人間の感覚は、機械よりもスッゲーところがあるようだ。
 我々は、1年を春夏秋冬の4つの季節に分けているが、植物や動物の営み、太陽や月や、大気の肌触りから、1日単位、いや1秒単位で移ろいを感じることができる。4つくらいの季節では大雑把過ぎる。「二十四節気」とか「七十二候」などの細かい季節区分は、そういう感性から自然に生まれてきたのだろう。
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 今年の春は、不思議だ。梅と桜が一緒に咲いている。理由を、気象予報士が毎日解説している。個人的には、例年の経験が生きず、どうも、春到来を心から喜ぶような気になっていない。分かりやすく言うと「あれれ、どこかおかしいぞ」なのである。
 自宅近所の雑木林で、山桜が咲き始めた。いつもだと、木々の新緑が始まる4月中旬なのに、今年は、葉のない茶色っぽい林の中で、山桜の花だけが咲いている。やはり、どこかおかしい、のである。
 「順番をわきまえよ」と、言いたくなる。
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 丸の内仲通りには、ドイツボダイジュとケヤキという、日欧を代表するようなイメージの木が、街路樹として植えてある。
 ボダイジュの何本かは、今週(18日が月曜)には新芽を伸ばしていた。もちろん個体差があるが、早い木は、遠くから見ると緑色になっていた。
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 ケヤキもボダイジュよりは遅いようだが、1、2本は、芽が出ていた。下2枚は、ケヤキの新緑である。
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 「草木萌動」は、七十二候の中の1つ、植物が芽吹き始める季節のことだ。この時期だと「菜虫化蝶」「桃始笑」「桜始開」などというのがある。下の写真なら「人脱外套」あるいは「女人始露太腿」かな。
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by withbillevans | 2013-03-22 18:00 |
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