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荷風俳句集  2

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 百合の香や人待つ門の薄月夜

『永井荷風俳句集』(加藤郁乎編、岩波文庫)
 冒頭「自選荷風百句」の42番目の句

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 この本には、荷風が撮った写真が何枚か載っている。荷風はカメラ好きだったようだ。かなり高級なカメラも持っていた。当時としては、とても明るいレンズが着いたカメラだった。
 ある本に、荷風がなぜ高級な、ドイツ製カメラを買ったか、書いてあった。理由は想像してください。

 荷風の俳句は素直である。芥川龍之介や夏目漱石に比べると、わびしさがある。
 荷風が撮った写真を見ると、工夫して撮ったという感じはしない。土手を歩いていて、ふと立ち止まり、簡単にピントを合わせて、カシャッと撮ったというような写真だ。
 工夫は、文章でするもの、と思っていたのだろう。
by withbillevans | 2013-06-16 18:00 | 詩歌
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