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鎮守の森の童子

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 日本を旅するなら、田舎がお得だ。都会は生産活動の場であり、そこで生まれた富の一部は田舎に還流する。田舎に住む人たちは、地域全体の環境に配慮しながら生活している。それが可能なのは、富の一部が田舎に流れているからである。だから、都会人は、田舎に行っていい環境に触れることによって、田舎に移転した富の成果を享受できることになる。山と林だけの風景に、わらぶき屋根の民家が1軒加われば、景色は引き締まる。風景が生まれる。
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 そんな屁理屈をこねなくてもいい。田舎に行けばいい景色をいっぱい楽しめる。気持ちがよくなる。目的地などなくていい。休日は、ただ田舎を歩いたり、ドライブするだけで楽しいのである。
 どの季節に行ったらいいか。冬の両隣がいい。晩秋と早春である。実にきれいだ。寒い冬は、この素晴らしい2つの季節を作るために存在しているかのようだ。
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 こんな風景は、田舎にしかない。こんな色は、晩秋にしか見られない。
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 灰色のアスファルトの道が、黄金色に変わる。晩秋だからだ。鎮守の森があった。
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 天から降りてきたような童子がいた。手の中には、拾い集めたドングリの実が入っている。
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 一緒にいたお母さんにお願いして、ちょっとだけポーズをとってもらった。恥ずかしくて仕方ないという顔をした。こんな顔も、田舎に行かないと見られない。田舎に感謝。晩秋に感謝。天から降りてきた童子に感謝。
by withbillevans | 2013-12-05 18:00 |
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