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富士吉田

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 世界文化遺産に登録された富士山の北側の登山口である富士吉田に行ってきた。南北に走る道路はどこからでも富士山が見える。
 午後からある会社を訪問することになっていた。早めに到着し、まず、〝吉田うどん〟を一杯食べた。普通の民家がうどん屋になっている、といううわさは本当だった。
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 うどん屋を出て、メーンストリートを歩いていたら、野バラという喫茶店があった。絵画鑑賞などもできると書いてあったので、入った。
 客は私1人。コーヒーができてきたころ、男性が入ってきた。店主が、あの人がピアノを弾きますけどいいですか、と聞いた。「どうぞ」と言うしかない。
 男性は、コートを着たまま、店の奥にあるピアノに向かった。私は、田舎に埋もれた不遇の天才が、超絶技巧の業を見せてくれるのかと期待した。始めは、ポロン、ポロンと音を拾うような演奏。

 私は、カウンターに置いてあった『愛石』という雑誌を見ていた。山や川や海に行って、いい石を拾ってきて鑑賞する。茶道、華道のように石道なのである。勉強させてもらった。
 雑誌は数冊あり、表紙に「加茂川」とあったのを手に取った。私が住んでいる千葉県にある鴨川市と関係があるのではないかと思ったのである。やはりそうだった、川の名前は町の名前と違っていた。「あのあたりに石なんてあったかな」と思った。房総半島の地層は、泥岩みたいなのが多く、いわゆる名石など出ないのではないか。でも、雑誌には、鑑賞に値する石が見つかることがあり、収集に熱中する地元愛好家もいるのだと書いてあった。

 男性は20分ほどすると、左手と右手の両方で演奏した。今度は曲になった。
 最後に聞いたことのある曲を演奏して、ピアノのふたを閉じ、コーヒーを飲み始めた。「最後のはいい曲ですね。タイトルは?」と、私から声をかけた。ロマン派の作曲家によるメロディーがきれいな小品かと思った。「春よ来いです」「ああ、そうそう、松任谷由美でしたね」
 私と同じ65歳で、地元証券会社の営業マンだという。「この後、ピアノの先生に習いに行くので予習をしました。先生っていっても、姪っ子なんですがね。10年習ってます」。四方山話をした。
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 訪問先の方に、世界遺産の構成要素などを案内していただいた。(書きかけ)
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by withbillevans | 2013-12-11 06:00 |
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