
本日、東京国立近代美術館で開催中のジョセフ・クーデルカ展に行ってきた。あと5日で終了。行ってよかった。
チェコの写真家であるクーデルカにとって、1968年は、決定的な年であった。私が大学に入学した年。私にとっても、自分の66年のなかでは最も記憶に残り、いろいろな意味でスタートの年であった。毎日、興奮していた。
会場に入って最初の印象は「植田正治だ」というもの。そして、土門拳だ、森山大道だ、カルティエ・ブレッソンだ、とも。クーデルカの写真の中にみんな入っていた。ロマの人々を撮った膨大な作品がすごい。
そして、クーデルカの写真にしかないものも感じることができた。それは漂泊者の哀しさ。孤独。
図録に、インタビューが載っていた。依頼された仕事は受けなかった。撮りたいものだけ撮ってきた。清貧なんて言葉ではまだ足りないその生き方。純写真作家だ。